後天性免疫不全症候群(エイズ) AIDS【症状】【原因/病理】【検査/診断】【治療】【予後】

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後天性免疫不全症候群(エイズ)について説明できますか?

後天性免疫不全症候群(エイズ)について、
【症状】【原因/病理】【検査/診断】【治療】【予後】と
5つの観点に分けて解説しています。

後天性免疫不全症候群(エイズ)の概要

レトロウィルスに属する
ヒト免疫不全症候群HIV-1による感染症
血液や性液を介して起こる。

レトロウィルスとは、
遺伝物質として RNA をもち、
感染細胞(宿主細胞)内で逆転写によって
DNAを合成するウイルスの総称。

後天性免疫不全症候群(エイズ)の主な感染経路

・性行為、輸血、汚染血液製剤の使用
・麻薬常用者間の汚染注射器を介するもの
・母児間の垂直感染
・血友病患者に対する輸入血液製剤

後天性免疫不全症候群(エイズ)の病理

ヒトのリンパ球のうち、
抗体産生や細胞障害性T細胞の誘導などに
必要なCD4抗原細胞陽性の
ヘルパーT細胞に感染

ヘルパーT細胞死滅

宿主の免疫不全

後天性免疫不全症候群(エイズ)の症状

HIV-1感染からエイズ発症に至るまでには
様々な段階が存在する。

第Ⅰ群
感染後:2~12週間
発熱、頭痛、関節痛、リンパ節腫大
(伝染性単核球症状様の症状)
急性無菌性髄膜炎や急性脳症を合併することもあり

第Ⅱ群
Ⅰ郡後の数年間の無症候期
急性または慢性の炎症性脱髄性多発根神経障害
急性のものはギランバレーに類似する

第Ⅲ群
全身性のリンパ節腫大の再発を認める

第Ⅳ群
日和見感染症、
カポジ肉腫などの悪性腫瘍
多彩な神経症状
 -エイズ認知症症候群(HIV脳症)
(物忘れや集中力の低下→高度の認知症)
 -空胞化脊髄症
(進行性の対麻痺と膀胱直腸障害を伴う)
 -多発筋炎 感覚性多発神経障害

後天性免疫不全症候群(エイズ)の検査 診断

血清中にHIV-1抗体を血清中に検知することで確定

脳トキソプラズマ症、
サイトメガロウィルス脳炎
神経根炎などは
抗体検査やPRC法によるDNA診断が可能

クリプトコッカス症、カンジダ症などは
血液あるいは髄液中の抗原を検出することで診断可能

トキソプラズマ原虫や真菌による感染症がある場合で
糖尿病などの基礎疾患がない場合は、
感染が疑われる

その他画像診断

後天性免疫不全症候群(エイズ)の治療

病原体に応じた治療薬

後天性免疫不全症候群(エイズ)の予後

発症後1年後における生存率は50%前後
薬剤の併用により、改善傾向

まとめ

神経内科学とは正常との比較から病理を追求する学問です。

人間にとって正常な状態から逸脱する何かが起こった時、それは病気になります。
そのため、病気がどうかを知るためには、まず正常を正しく理解している必要があります。

神経内科学においては、病名や症状を覚える事に意味はありません。
それらは全て後付けだからです。

病気や病理について学び、理解を深めることの意義は、なぜその症状が起こるのか、
を正常との比較から追求していく事により、問題点を導き出してより適切な解決方法、予防方法を探求していくことにあります。

この考え方でできるようになる事によって、
健康維持を含めあらゆる身体の問題解決ができるようになる力が育成されていきますので、
この観点を忘れずに勉強していきましょう。

病気や病理は、知るのではなく理解する事、
自分自身の健康維持に生かして初めて有意義なものになります。

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