ALS (筋萎縮性側索硬化症)Vol.1【症状】

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ALS (筋萎縮性側索硬化症)の症状について説明できますか?

ALS (筋萎縮性側索硬化症)について、
【症状】【原因/病理】【検査/診断】【治療/予後】と
4つの観点に分けて解説しています。

ALS (筋萎縮性側索硬化症)の症状の特徴

ALSの症状は
個々により様々ですが、
症状が、限局的にはじまり、
全身に波及していくという特徴があります。

好発年齢・性別

50代から70代前半の年齢層に多く、
一番多いのは65~69歳。

男女比はおよそ1.5:1の割合で男性に多い。
職業や生活環境とは無関係に発生。

初発症状パターン

初発症状のパターンは
大きく以下の2つがあり、
割合としては、
1)が3/4
2)が1/4
です。

1)手先の細かい動きができなくなったり、
手先、足先の力が入りにくくなるタイプ

・箸が持ちにくい
・重いものを持てない
・手や足が上がらない
・走りにくい
・疲れやすい
・手足の腫れ
・筋肉のピクツキ
・筋肉の痛みやつっぱり

2)しゃべったり、飲み込んだりなど
口の中が先に動かなくなるタイプ

・舌の動きが思いどおりにならない
・ことばが不明瞭(とくにラリルレロ、パピプペポの発音が困難)
・食べ物や唾液(つば)を飲み込みにくくなり、むせることが多くなる

波及のパターン

上記、1),2)のいずれの場合も
全身に症状が広がっていきます。

手足から始まる場合は、
手先、足先など体幹から遠い部分の
筋肉が弱く、細くなってきます。

そのうち飲み込みが困難になる
しゃべりにくくなるなどの症状がでてきます。

2~4年で、全身の筋力低下、
呼吸困難なども出てくるため
人工呼吸器が必要になったり、
日常生活にも介助が必要な状態になってきます。

ALSの症状

上位運動ニューロン症状

・運動の巧緻性低下
・痙縮(折りたたみナイフ現象)

下位運動ニューロン症状

・筋痙攣
・筋委縮(猿手、鷲手、垂れ足)
・筋弛緩
・繊維束性収縮
・球麻痺(第Ⅸ、Ⅹ、Ⅻ脳神経の両側性障害)

ALSの陰性症状

ALS (筋萎縮性側索硬化症)は、
以下の症状は出にくいという特徴があります。

1)眼球を動かす筋肉は障害されにくい
2)肛門括約筋も障害を受けにくい
3)知覚障害が起こりにくい
4)感覚障害が起こりにくい
全身の筋力が低下していても
アイコンタクトやなんらかの手段で
コミュニケーションが可能であるということ

失禁なども起きにくいということが
利点として挙げられます。

認知機能も保たれています。

原因と病理

ALSの特徴としては

・上位運動ニューロンと下位運動ニューロンの
どちらも障害されるということと、

・障害されやすい部分と
障害されにくい部分があるということ、

が挙げられます。
なぜこのような症状が出て来てしまうんでしょうか?

その2では、ALS (筋萎縮性側索硬化症)の
原因と病理について解説していきます。

ALS (筋萎縮性側索硬化症)Vol.2 【原因 病理】

まとめ

神経内科学とは正常との比較から病理を追求する学問です。

人間にとって正常な状態から逸脱する何かが起こった時、それは病気になります。
そのため、病気がどうかを知るためには、まず正常を正しく理解している必要があります。

神経内科学においては、病名や症状を覚える事に意味はありません。
それらは全て後付けだからです。

病気や病理について学び、理解を深めることの意義は、なぜその症状が起こるのか、
を正常との比較から追求していく事により、問題点を導き出してより適切な解決方法、予防方法を探求していくことにあります。

この考え方でできるようになる事によって、
健康維持を含めあらゆる身体の問題解決ができるようになる力が育成されていきますので、
この観点を忘れずに勉強していきましょう。

病気や病理は、知るのではなく理解する事、
自分自身の健康維持に生かして初めて有意義なものになります。

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