「食べる」を医学的に分解してみる  摂食嚥下のメカニズム

この記事は2分で読めます

「食べる」という行為を詳しく説明できますか?

これは、人生を豊かにする為に最も重要なものです。

人は食べたもので作られますし、
食卓を囲んだり、
おいしい食事を楽しむことで
精神的な安定や豊かな人間関係を
育むことにもつながります。

「食べる」と単語にすると3語の行為も医学的に分解していくと
全身が関与している作業であることがわかるのですが、
「食べる」という行為について説明できますか?

 

この章を読むと、「食べる」という行為の本質が理解できるようになります。

「食べる」という行為は
医学的には、5つの工程に分けられます。

その行程を解説します。

摂食・嚥下のメカニズム 〜”食べる”を医学的に考える〜

食べるとは?

食べるというのは以下の一連の流れで行われ、
その流れのことを医学用語では「摂食」と言います。

食べ物をみる

口の中で噛む(咀嚼)

飲み込む(嚥下)

一連の摂食のメカニズムは
多くの神経を動員し
とても複雑なのですが、
今回は、大きく5つのフレーズに分けて
概略を説明します。

 

摂食の5つの工程

以下のような順序で行われます。

1:先行期 【飲食物の認識】

2:準備期 【咀嚼(そしゃく)と食塊形成(食物の塊)】

3:口腔期 【奥舌への移送、咽頭への送り込み】

4:咽頭期 【咽頭通過,食道への送り込み】

5:食道期 【食道通過[食道相]】

 

先行期

飲食物の認識
食物の形や量、質などを認識して、
食べ方を判断したり、唾液の分泌を促したりします。

目で見て、「食べたい!」と思う時ですね。

準備期

咀嚼と食塊形成
食物の状態に応じて噛み砕き、
飲み込みやすい形状(食塊)にします。

口の中で楽しむ時間です。

口腔期

奥舌への移送、咽頭への送り込み
形成された食塊が、複雑な舌の運動により咽頭へ送られます。

飲み込みの直前までの動きです。

咽頭期

咽頭通過,食道への送り込み
食塊が気管に入り込むのを防ぐ、複雑なメカニズムが働きます。

飲み込みの瞬間ですね。

食道期

食道通過
食塊が送り込まれると、上食道括約筋が収縮して、
食道を閉鎖して喉頭への逆流を防ぎ、胃に送り込みます。

食べ物が消化器官へ向かっているときです。

 

摂食に関与する身体の部位

まず食べるという姿勢を取る為に
全身の姿勢を整える必要がありますよね。

その上で、視覚や嗅覚で食べ物をとらえ、
手を始め全身を動かして食べ物を口へ運び
顎や顔、舌の筋肉を動かして、咀嚼します。

嚥下、食道を通過する際には
嚥下筋、内臓が適切に働きます。

つまりほぼ全身といえます。

 

まとめ 

正常のメカニズムを理解することで異常の判断ができるようになる

摂食嚥下障害の原因となる
病気や疾患はたくさんありますが、
どの過程において問題があるのかを
知ることは、解決策を見つける第一歩です。

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