反射の種類と仕組み

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反射って何?

「反射神経が良い」とか「反射的に逃げた」とか反射という言葉は、日常生活でも使われますが、医療の現場でも、膝蓋腱反射、対光反射などなど反射は、神経学的検査としてとても重要です。

では、そもそも『反射』とはどんなメカニズムで起こり、その徴候は何を表すのか?概要を解説します。

反射の種類と仕組みの概要を解説します。

この章を読むと、反射の種類と仕組みについて概要が理解できるようになります。

反射の種類と仕組み

反射の定義

反射とは、生体に与えられる刺激(痛み、摩擦、光など)を感受し、それに対応して生体が示す一定の反応

臨床においては、簡単に、かつあらゆる対象から、ほぼ間違いなく情報が得られるというメリットがあるため、初診でまず行われる検査です。

反射のメカニズム

反射現象は以下のようなメカニズムで起こります。
この経路を反射弓と言います。

1:生体に刺激が与えられ

2:刺激を感知し

3:刺激が求心性伝導路を伝わって反射の中心へ

4:運動の指令が遠心性伝導路を伝わって目的の筋肉へ

5:筋肉の収縮が生じる

反射には、以下のような種類があります。
・深部腱反射
・表在性反射
・病的反射
・自律神経反射
・原始反射
・嚥下反射

反射の種類各論
深部腱反射

腱や骨膜などを刺激する事で筋肉が急激に進展する現象
(腱反射、骨膜反射など)

正常:一定の強さの反応あり
反射弓の障害がある場合:反射の減弱、消失
中心の障害がある場合:健反射の亢進

深部反射の中心(脊髄前角細胞)は、錐体路からの運動ニューロンだけでなく、錐体外路系ニューロンとのシナプスを形成しています。

表在性反射

皮膚や粘膜に触覚刺激を加えると筋肉が反射的に収縮を起こす現象
(角膜反射、原始反射のひとつである手掌反射、腹壁反射、足底反射)

*正常では普通にみられるこれらの反射が減弱、または消失し、さらに深部腱反射が亢進した場合は錐体路障害が考えられる

病的反射

約10ヶ月までの乳児を除いて、正常者ではみられない反射
(神経系の器質的障害の際に錐体路が障害されてはじめて出現する反射錐体路性反射とも呼ばれる)

顔面
マイヤーソン徴候(鼻根部を叩打→まばたき出現:パーキンソン病)
口とがらし反射(上口唇外側部を叩打→口輪筋の収縮により口がとがる)

上肢
ホフマン反射(中指固定 先端を抑えて下方へ屈曲させた後、急激に放すと、母指と他の指が屈曲する)
トレムナー反射(中指固定 先端の腹を上方に跳ね上げると母指と他の指が屈曲する)

下肢
バビンスキー反射(外側足底を後方から前方へこすると、
母趾背屈(母趾現象)、各足趾が解離する(開扇現象)
チャドック反射(足の外果外側を弧状にこすると、母趾背屈がみられる)
シェーファー反射(アキレス腱を強くつまむと、母趾背屈がみられる)

その他の反射

その他の生理的反射はたくさんあります。

 

まとめ 

反射は神経回路を知る指標

成長と共に消失する反射もありますが、正常の神経経路によって生じる反射は生命維持や危険回避機能として人間に備わっているものです。
何らかの理由で反射の神経経路に障害が起こると、反射が消失や亢進が起こったり、通常は起こり得ない異常反射が発生したりします。

 

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