Vol.2 低血圧=健康は間違い〜元気な高齢者を増やして元気な日本にする方法〜

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高齢化社会の問題点を増幅させる現代医療の真実

今、日本国の経済を大きく圧迫しているのが「医療費」

特に高齢者を対象とする介護費用を含む保険医療費です。その額は、国内総生産(GDP)の1割を超えていて、先進国の平均以上です。

医療技術が発達して、新生児の死亡率も、病気や怪我になった場合の死亡率も大幅に減り、長生きできるようになったのは大きなメリットです。

でも、実際には、長生きしても、健康で生き生きを生活できる状態、楽しく社会参加できる状態でない人が多く、実際は病院の中で、「長生き」している人が多いのが現代の悲しき特徴です。

そのことにより、医療費は増大し、若年層に負担が大きくのしかかり、結局誰も幸せにならない悲しい構図があります。

本来は、高齢者は人生の先輩であり、様々なことを私たち若年層に教えてくださる大切な存在で、健康で元気で長生きをしてくださることで、世代間の有効な交流が生まれ、社会は活性化していくはずです。

この悲しい現状を作っている要因のひとつが、現代医療にはあり、この点に気がつくだけでも、年齢を重ねても元気で生き生きと自分らしい生活を送ることができるようになりますし、寝たきりや痴呆症、介護などの問題を大幅に削減し、全世代間が楽しく交流しながら、活気ある日本を作っていけるようになります。

 

高齢化社会の問題を悪化させる現代医療の間違い〜血圧は低いほどいいの?〜

年齢を重ねると、多くの人が気にし始める「血圧」

確かに高血圧は、動脈硬化、脳卒中や心筋梗塞のリスクを高めるという研究結果がたくさんでていて、みんな”血圧は低い方が良い”と思っています。

そして、”血圧が高い”と安易に薬を常用するようになり、体力を落とし、結果他の病気になりやすくなったり、死期を早めたりする結果となっているのです。

血圧は低いほど良い、というのは大きな間違いであることをまず知って欲しいと思います。

 

血圧とは?〜血圧の仕組み〜

血圧に関する常識の間違いを理解するために、そもそも“血圧とは一体何”なのか?を説明させていただきます。

血圧とは、簡単に説明すると、”血液が全身を巡る際に必要な圧力”です。

言い換えると、“生命維持に不可欠な血液を全身に送るための心臓の労力の量を数値化したもの”、です。

血管を”ホース”血液を”水などの液体”に例えるとわかりやすいと思いますので、例えてよりわかりやすく説明します。

 

上下、左右、迂回しながら全身をかけめぐっているホースが血管です。

その血管の中を流れる液体が血液です。

血液を送り出すための圧力を出す場所、つまりポンプが心臓です。

 

そう考えると、ポンプの圧力が大きい方がスムースに液体がホース内を循環するということがよく理解できると思います。

この時に必要な圧力が、人間の体内では“血圧”の数値となります。

 

血圧の数値の味方〜血圧の高い、低いってどういうこと?〜

では次に、”血圧の高い、低い”がどういうことなのかを説明していきます。

単純にするために、また水などの液体(血液)とホース(血管)とポンプ(心臓)で考えてみましょう。

ホース内を水を通過させるために必要なポンプの力(血圧)は、何によって変わるでしょうか?

血液(水)、血管(ホース)それぞれの場合について考えてみましょう。

 

1:ホースの中が汚れておらずキレイで柔軟性もある場合

低い圧力でOK:流れる水がサラサラで不純物がない場合

高い圧力が必要:流れる水がドロドロであったり、不純物が含まれている場合

 

2:流れる水がキレイでサラサラの場合

低い圧力でOK:ホースの中に汚れが付着しておらず、柔軟性がある場合

高い圧力が必要:ホースの中に汚れが詰まっていたり、ホースが硬く柔軟性がない場合

 

 

さて、イメージできたでしょうか?

そうです。血液がサラサラで血管に柔軟性があるほど、より少ないポンプの圧力(心臓への負荷)で健康な全身循環を保つことができるのですが、

水がドロドロだったり不純物が多い、つまり、血液だと血中のコレステロール値や中性脂肪が高い場合、

ホースに不純物が付着していたり、硬くなっている、つまり、血管だと血栓があったり、動脈硬化を起こしているような場合、

全身に十分な血液を送るために必要なポンプの圧力は、高くなりますから、血圧が上がります

….というか全身に血流が十分に送ることができなければ、身体は正常に働くことができなくなり、死に近づくので、心臓は相当頑張って、ポンプの圧力(血圧)を上げて、全身に血液を送ろうとしています。

これが、いわゆる高血圧の身体の状態です。

どうでしょうか?

こう考えると、確かに血圧が高いというのは、身体に余計な負担がかかっている状態なので、血圧が高くなるというのは、身体が発信しているSOSと言えますし、血圧が病的に高いのは早急に対処すべき状態です。

そして、これが、高血圧=悪

転じて

低血圧=健康

と言われる理由であり、早急に根本解決をしたほうがいいのですが、現代医療においては、この仕組みや根本解決の部分の分析を端折って、

高血圧→血圧を下げる

という表面的な治療が行われること一般的(また患者もなぜかそこを求める……)で、ここに問題があります。

低血圧=健康(血圧は低ければ低いほど良い)という誤解

この考えがどれほど、恐ろしいのかというのを説明します。

 

低血圧=健康という考えがもたらす恐怖〜血圧計のトラップ〜

血圧の仕組みは、すでに述べた通りで、もしあなたの血圧が年々上昇していたり、ここ最近継続して以前より高い状態が続いているのであれば、ぜひ病院へ行って、血液検査や動脈硬化の状態の検査を受けてください。

そして、あなたの血管、血液のどこに問題があるのか、しっかりと確認して、問題点への対処(多くは食事制限や運動など生活習慣の改善が必要となります。)を行ってください。

基本的には、医師の指示に従って欲しいのですが、ひとつだけ気をつけて欲しいポイントがあります。

それは、降圧剤などの「薬の服用」です。

降圧剤の作用は、文字通り、血圧を下げる薬なのですが、ポイントは、血流量を減少させて、血圧を下げる薬であるということです。

これがどれだけ恐ろしいことかわかるでしょうか?

先ほど、血圧が上がる原因を説明しました。

全身へ十分な血液を送るために、必要な圧力(心臓の努力値)が”血圧”です。

血液がドロドロだったり、血管に問題がある場合、血液がスムースに循環することができませんので、生命活動を維持するために、心臓が過剰に働いて血圧を上げています。これが”血圧が上昇している状態”です。

そこに、無理やり薬で、さらなる負荷をかけて、血流量を減少させた場合どうなるでしょうか??

そうです。

全身に十分な血液が送られなくなるので、冷え性になったり、免疫力が下がって風邪や病気にかかりやすくなったり、肩こりなどが起こりやすくなったり、確実にマイナスの方向に作用していきます。

動脈硬化や高脂血症がある場合は、押し出す力が弱くなる分、血管に血栓が詰まりやすくなり、脳梗塞や心筋梗塞のリスクも高まります。(圧力が強ければ、多少ホース内にゴミが詰まっていても、中の液体を流すことができますが、圧力が低くなればなるほど、ホースが詰まって水が流れにくくなる現象と同じです。)

更に薬ですから、当然副作用もあり、消化器系や内臓に大きな負担がかかります。

何もメリットがありません。

 

まずことのことを十分に理解した上で、安易に薬を常用する前に、”血圧”とうまく向き合って、コントロールして欲しいと思います。

また、血圧というのは、そもそも一定ではありません。

血圧とは、全身に生存に十分な血液を送るために必要な圧力ですから、運動時など全身が通常より多くの血液や酸素を必要している場合や、一時的に興奮している場合にも上がります。(お医者さんで血圧を測ると、緊張しているので、なぜかいつもよりビックリするほど高い数値が出る、という”白衣高血圧”、もありますね)

日内変動もあります。

体型が大きいほど、筋肉量が多いほど、全身を巡るためには多くの血液の流れを必要としますから、女性より男性、小柄な人より大柄な人のほうが血圧は高めです。

こう考えると、”低血圧”の人が、朝に弱かったり、なんとなく覇気のない人が多い理由もよくわかりますよね。

低血圧も病気です。

血圧は、ご自身の健康にあった適正値を知り、薬などでコントロールするのではなく、生活習慣を見直して、自分が健康で生き生きを過ごせる適正値の範囲を維持することがとても重要なのです。

その際に目安となるのは、必ずしも一般に広く使われている”標準値”ではありません。

だって、大切なのは“あなたが生き生きと元気に長生きすること”ですよね?

 

高齢者が生き生きと社会参加できる日本へ

薬によって作られた低血圧は、無気力を作ります。体力も奪います。

そして、実際多くの高齢者が”降圧剤”の薬害により、本来の元気さを失っています。

“血圧”について正しく知り、”血圧管理”を変えるだけでも、年齢を重ねてからの健康は大きくプラスに変わっていくと確信しています。

 

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