ALS (筋萎縮性側索硬化症)Vol.3【検査 診断】

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ALS (筋萎縮性側索硬化症)の検査・診断について説明できますか?

ALS (筋萎縮性側索硬化症)について、
【症状】【原因/病理】【検査/診断】【治療/予後】と
4つの観点に分けて解説しています。

ALS (筋萎縮性側索硬化症)の診断

結論から先に言うと、
初期は、特定診断が困難で、
特異的に診断する検査方法はありません。

ALS (筋萎縮性側索硬化症)は
手足の先の方の筋肉が徐々に低下し、
動かしにくくなり、
その他の部位にゆっくり拡大進行する際に
まずその可能性が疑われます。

筋肉の表面が小さく痙攣する症状
(筋線維束攣縮)も診断基準のひとつになりますし、
しゃべりにくい、飲み込みにくいなどの
舌や口の中の筋肉の動かしにくさ(球症状)も見られたり、
健反射の亢進などもみられるようになると
ほぼALSと特定されます。

ALS (筋萎縮性側索硬化症)の診断に有効な検査

下位運動ニューロン障害に対しては、
筋電図での証明は可能です。
ALSの場合は、まだ症状が出ていない手足や舌の筋肉でも
異常を認めるので、診断のひとつとして有効です。

また、血液検査で、血液中のCKが経度上昇する症例もみられます。

その他、筋電図以外に血液検査、脊髄・脳のMRI、
髄液、場合によっては筋生検などを行い、
変形性頸椎症、脊髄空洞症、ミオパチーなど
その他の可能性を検討する為の検査は、並行して行われます。

ALS (筋萎縮性側索硬化症)の検査と診断

上記を総合して、
症状の経過を追い
様々な検査結果から
他の疾患の可能性を除外しながら、
特定診断となる場合がほとんどです。

つまり、実際には
かなり進行してやっと診断が確定する
と言うのが現状です。

治療と予後

原因が不明で診断も困難なALSですが、

次の章では、ALSの治療と予後について説明します。

ALSの症状についてはコチラ

ALS (筋萎縮性側索硬化症)Vol.1【症状】

ALSの原因・病理についてはコチラ

ALS (筋萎縮性側索硬化症)Vol.2 【原因 病理】

まとめ

神経内科学とは正常との比較から病理を追求する学問です。

人間にとって正常な状態から逸脱する何かが起こった時、それは病気になります。
そのため、病気がどうかを知るためには、まず正常を正しく理解している必要があります。

神経内科学においては、病名や症状を覚える事に意味はありません。
それらは全て後付けだからです。

病気や病理について学び、理解を深めることの意義は、なぜその症状が起こるのか、
を正常との比較から追求していく事により、問題点を導き出してより適切な解決方法、予防方法を探求していくことにあります。

この考え方でできるようになる事によって、
健康維持を含めあらゆる身体の問題解決ができるようになる力が育成されていきますので、
この観点を忘れずに勉強していきましょう。

病気や病理は、知るのではなく理解する事、
自分自身の健康維持に生かして初めて有意義なものになります。

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