「裁判沙汰になる子供に100%共通することがある」
長年裁判所で、児童の裁判に関わっている方がとても興味深いをことをおっしゃっていました。
100%、つまり全く例外がないということです。
誇張でもなんでもなく、100%だと断言していました。
あなたもついやってしまっていませんか?
裁判沙汰になる子供に100%共通する親のある行動
「裁判沙汰になる子供に100%共通すること」とはいったい何だと思いますか?
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答えは、「親が口を出しすぎる」だそうです。
ちょっと驚きますが、そのあとの解説を聞いていくと納得できます。
親が子供の可能性(脳の発達の機会)を奪っている
- 子供が何か意見を言おうとしても、親がいつも横から先に言ってしまう。
- 子供が自分の意志で何かしようと思っても親が予定を組み、その通りにやらせようとする。
子供が自分で何かを表現する機会を親が奪ってしまうことによって、子供の心(脳)はものすごく大きなストレスにさらされます。
しかも、親は良かれと思ってやっているので、そのストレスから逃れることが困難な状態が長時間続きます。
そのうち子供は思考停止(考えることができなくなる)になって、鬱に近い状態になるか、どこかに発散の場所を求めることになります。
未熟で社会経験も十分にないため善悪の判断も上手にできませんし、行動範囲も選択肢も狭い中で、ストレスを解消するために行った行動が結果他人に迷惑をかけ、裁判沙汰となったとしても決して不思議ではありません。
医学的に考えてみても、長い時間の回避困難なストレスが与えられると脳内でのストレス反応では制御しきれなくなり、一部の脳内物質が過剰に反応した状態が起こり、キレたり何らかの問題行動や異常行動が起こりえることは十分に説明ができます。
表現力が未熟な子供であればあるほど、何かしらの行動で表現される部分が大きくなります。
もちろん親がうるさいからと言って100%子供が裁判沙汰になる訳ではありませんが、裁判沙汰になる子供の100%にこのような家庭の事情があるという事実は、医学的な観点からも興味深く、注目すべきことだと思います。
脳を理解すれば子供の可能性を高められる
脳は人間の生命維持だけでなく、運動もこころの動きもあらゆる可能性をコントロールする人間の総司令官です。
子供の柔軟な脳は、水を吸い込むスポンジのように多くを学び吸収していきます。
子供たちの可能性を引き出すことも殺すこともできてしまう教育のあり方を考えるときに、脳の仕組みを知っていることは大きなアドバンテージになるはずです。
また、脳について学ぶことで子供の教育だけでなく、社員教育や社員のパフォーマンスの向上、認知症の予防などにも絶大な効果を発揮します。
脳トレーニングとは人生のトレーニングといっても過言でありません。
野村克也さんも実践!教えないコーチは名コーチ
野球のメジャーリーグでは「教えないコーチは名コーチ」という格言があります。
「野村再生工場」と言われた野村克也さんもこの教えない教え方で選手やチームを成功に導いてきたといいます。
プロ野球では、バッティング・ピッチング・守備・走塁・バッテリーなど分野ごとにコーチがいて、それぞれが専門的に技術的な指導を行っていますが、あまり手取り足取り教えてしまうと選手が自分で考えなくなってしまうので、コーチたちに「なるべく教えるな(選手が自ら質問するように対応しろ)」と伝えてきたそうです。
なぜそうなったのか?何のためにその練習をするのか?どんな練習をすれば課題を克服できるのか?など、本番を想定して自分で考えて実践するのと、ただ言われた通りに形だけ練習するのでは、マニュアルのない本番では特に結果に大きな差が出ます。
野村さんも教えるのではなく、まず質問して考えさせることを意識し、もし何か意見をいう場合でも「自分はこう思うがどう思う?」と必ず本人に結論を出させるようにしていたとのことです。
考えるとは脳を鍛えること。
脳を鍛えればどんな場面でも最適なアクションを起こせるようになります。