私たちはみんなお母さんのお腹の中から生まれてきます。
受精した卵子が人間の身体になるまでの過程を理解すると、健康管理に重要なものもよくわかります。
受精から生まれるまでの過程
私たちの命は精子と卵子が結合することろから始まります。
卵子に精子が突入し受精が行われ、受精卵は細胞分裂を繰り返しながら次第に大きくなっていきますが、その過程で細胞が集まって「組織」になり、組織が集まってある動きを始めると「器官」と呼ばれる脳・神経・筋肉・骨・心臓・内臓などができます。
各器官をつなぐ経路が発達して、人間として生きていける機能を持って、お母さんのお腹の中から赤ちゃんとして出てきます。
器官ができる順番
細胞分裂した組織が各器官になりますが、その器官が完成する過程にも順番があります。
家を建てる時、何かを創作する時、料理を作る時、など何でもそうだと思いますが、何かを作り上げる上で順番はとても重要です。
人間の身体も基礎・要となる部分からできていきます。
まず最初にできる器官は脳と脊髄神経です。
脳は人間の心身のあらゆる動きをコントロールする司令塔であり、脊髄神経は各器官や外界と脳とをつなぐ重要な連絡線です。
2番目に心臓と血管ができます。
心臓は血液を送り出すポンプで、血管は血液を全身に運ぶ輸送管です。
心臓と血管は、血液を循環させて細胞へ酸素や栄養を運びます。
その後、他の内臓(胃や腸など)、運動器(筋肉など)、感覚器官(目や鼻など)が出来て人間らしい身体になります。
身体の仕組みを理解して健康を維持しよう
内臓・運動器・感覚器など私たちが普段意識する身体の部位は、脳と神経が正常に働き、心臓から滞りなく血液が送り届けられてはじめてその役割を果たすことができます。
脳と神経が正常に働いている身体は、スタイルがよく、健康そのものであるし、無駄がないので日々のパフォーマンスも非常に高くなります。
脳と神経を正常に働かせるためには、まず脳と脊髄神経の入れ物となる骨格を正しく整え、姿勢を保持できる筋肉を鍛えることが基本となります。