身体の仕組みの異常と症状のつながりを整理しよう。

私たちの身体は、とても精巧な仕組み(自動制御)で健康な状態を維持する機能を持っています。

なんらかの原因で組織の一部が壊れて仕組みが正常に回らなくなると、症状(病気)が生じてしまいます。

病気の症状の原因が、どの組織や仕組みの異常にあるのかリンクして考えれば、予防や対策方法も明確になります。

病気の教科書

排尿の仕組みと排尿障害〜排尿に関わる器官と神経〜

排尿とは体内の老廃物を尿として体外に排出することで、排尿をコントロールしているのは脳を含めた神経系です。 排尿の仕組みと排尿に関わる器官や神経の働き、排尿の神経経路の問題で起こる排尿障害(神経因性膀胱)について整理してまとめています。 排尿に直接関係する器官 排尿に直接関係する身体の器官は膀胱と尿道です。 【膀胱の働き】は、蓄尿(膀胱伸展)と排尿(膀胱収縮)で、下腹神経・骨盤神経(自律神経:副交感神経)により支配されている不随意(意識に制御されない)運動...
病気の教科書

ムーンウォークとロボットダンスの違いからわかる小脳の機能と小脳機能障害

マイケルジャクソンのムーンウォークとロボットダンスの違いは、小脳の働きを理解すると説明できます。小脳の機能と小脳障害によって生じる症状を結びつけて理解しましょう。 マイケルジャクソンのムーンウォークとロボットダンスの違い マイケル・ジャクソンによるパフォーマンスで有名なムーンウォークは、足を交互に滑らし、前に歩いているように見せながら後ろに滑る技法。 とてもしなやかで滑らかな動きが魅力です。 このムーンウォークという美しいパフォーマンスにするには小脳の働きが...
病気の教科書

脳脊髄液循環~脳を保護する仕組み~

脳脊髄液は脳を保護する仕組みのひとつで、硬い頭蓋骨と柔らかい脳の隙間を埋めるように存在することで、脳自体に栄養を与えながら緩衝材の役割も果たしています。 脳脊髄液の仕組みと循環障害(水頭症)について整理してまとめました。 脳脊髄液は脳を守るクッション 人体のあらゆる情報を統合して生命活動を統括する脳は、頭蓋骨という硬く丈夫な空間に大切に収められていますが、柔らかい脳が傷付かずに安定して仕事ができるように、頭蓋骨内には他にも脳を保護する仕組みがたくさんありま...
ストレスとメンタル

こころの病気(精神疾患)は脳の障害〜心と身体のつながりを意識して健康維持

【病は気(心持ち)から】と昔から言われていますが、心と身体が密接に繋がっているということは現代医学でも説明ができます。 なぜなら、心も体も人間のあらゆる機能の司令塔は【脳】であり、私たちの考え・行動など活動全てが脳で制御されているからです。 統合失調症を例に心の病とも呼ばれる精神疾患についてと、心の病を予防するために大切なことについて整理してまとめました。 精神疾患(心の病・精神病)とは 精神疾患は、心の病と言われることもありますが、脳の正常な働きが何らか...
病気の教科書

意識障害鑑別方法〜原因、症状、回復、種類(分類)や評価方法も!

「意識」は私たちの意図的な活動の前提となる脳機能です。 意識が正常な状態と意識障害の判別、意識の程度を客観的に状態を把握できる評価(指標)について整理してまとめました。 意識がある状態とは 「意識」がある状態は以下のように定義できます。 目を覚ましていて 外からの刺激に何らかの反応を示し その刺激を正しく認識して 適切に対応することができ その時の行動を覚えている 意識の中枢と仕組み 意識の中枢は、大脳皮質と上行性網様体(橋上部~中脳にかけての...
病気の教科書

【アレルギー】のメカニズムと根本解消法

現代病ともいわれ、近年急速に罹患者が急増している【アレルギー】 医療系や飲食関係だけでなく、美容院などでもアレルギーの有無を確認されますし、食品にはアレルギーの可能性のある原材料はきちんと明記されています。 花粉症は、罹患していない人を探す方が難しいくらい現代【アレルギーの代表】です。 根本的な【アレルギー】解決法を見つけるために、そもそも【アレルギー】とは何なのかについて整理してまとめました。 アレルギーは自分で自分を壊す病気 花粉症 食物アレルギー...
病気の教科書

脳ヘルニアとは〜種類、症状、兆候、余命、回復などの簡単まとめ

「脳ヘルニア」は、何らかの病変や原因により局所的に頭蓋内圧が亢進した結果、脳の一部がゆがんだり偏倚したりする状態(組織が正しい位置からはみ出した病態)で、中枢神経系の正常な構造に影響を与えるため、重篤な神経障害や意識障害をきたします。 【頭蓋内構造】と【脳ヘルニアが起こるメカニズムと特徴的な症状】について整理してまとめました。 頭蓋内の基本的構造 硬い頭蓋骨に囲まれた頭蓋内腔(頭蓋内のスペース)には、脳実質、脳を包む膜(軟膜・くも膜・硬膜)、血液、脳脊髄液が存在...
病気の教科書

【脳腫瘍】【脊髄腫瘍】とは〜中枢神経に腫瘍ができる原因、症状、治療法、余命などまとめ

中枢神経(脳と脊髄)系に発生する腫瘍の【分類】【症状】【検査・診断・治療】について整理してまとめました。 人体の司令塔である脳と脊髄(中枢神経系)に影響する範囲に腫瘍ができると、生命維持や身体機能の制限や停止に直結するため、早急な対応が必要です。 腫瘍とは 腫瘍は身体の表面や体の中に発生するかたまりの総称で、良性・悪性、生まれつきのもの(先天性)・生まれてからできるもの(後天性)、形状も平らなものや盛り上がってくるものなど様々な種類があります。 世界最大の腫瘍...
病気の教科書

中枢神経(脳と脊髄)の炎症性・化膿性疾患の症状や治療法などのまとめ

中枢神経(脳と脊髄)の炎症性・化膿性病変の【原因・症状】【検査・診断】【治療・予後】について整理してまとめました。 【髄膜炎】【ウィルス性脳炎】【亜急性硬化性全脳炎】【進行性多巣性白質脳症】【ヒトTリンパ球向性ウィルス脊髄炎】【神経梅毒】【脳膿瘍】 髄膜炎 髄膜炎は、脳を覆う硬膜・くも膜・軟膜のうち最外層に位置して頭蓋骨と接している硬膜を除く部分に対する病原体(ウィルス・細菌・真菌・スピロヘータ属)の侵襲により引き起こされる炎症性の疾患で、重篤な機能障害を...
病気の教科書

多発性硬化症とは〜症状、治療、診断基準、進行速度や余命など簡単にまとめ

多発性硬化症は、神経細胞の軸索を覆っている「ミエリン」が障害(脱髄)される疾患で、【難病】に指定されています。 多発性硬化症の【症状】【原因・病理】【検査・診断】【治療・予後】について整理してまとめました。 多発性硬化症の由来 多発性硬化症は、亡くなった患者さんの脳や脊髄を手で触ると固く感じるような病変が多数あることからこの病名がつけられたそうです。 英語では、Multiple(多発する)Sclerosis(硬化)と表現され、頭文字をとってMS(エムエス)と呼ば...
病気の教科書

プリオン病とは〜脳みそを食べるとどうなる?原因や症状、感染予防ガイドライン

プリオン病とは、大脳や小脳などの中枢神経系に異常なプリオン蛋白が蓄積して脳機能が障害され、脳組織の海綿(スポンジ)状変変性を特徴とする疾患群です。 社会問題として広く認知された狂牛病と呼ばれる牛海綿状脳症(BSE)、人間に発症するヒトプリオン病としてクロイツフェルト・ヤコブ病(CDJ)などが代表的な疾患です。 プリオン病について整理してまとめました。 プリオン病とは プリオン(Prion)とは、蛋白質性感染粒子(proteinaceous infectious ...
病気の教科書

AIDS(エイズ)とは〜特徴、エイズ感染経路や感染率、潜伏期間と初期症状、HIVとエイズの違いなど

ヒト免疫不全ウイルス(HIV)の感染が適切に治療されないことが原因で生じる、後天性免疫不全症候群(エイズ・AIDS)の【症状】【原因・病理】【検査・診断】【治療・予後】について整理してまとめました。 後天性免疫不全症候群(エイズ)とは 後天性免疫不全症候群(エイズ・Aids:Acquired immune deficiency syndrome)は、レトロウィルスに属するヒト免疫不全ウイルス(HIV)に感染後、適切な治療がされなかったために免疫機能が低下し、健康で...
病気の教科書

【重症筋無力症】とは〜初期症状、禁忌、原因、治療、予後、リハビリ、ALSとの違い

重症筋無力症は、神経と筋肉が接する場所(神経筋接合部)の障害により、神経から筋肉への指令が伝わりにくくなるため、筋肉に力が入らなくなったり疲れやすくなったりする病気です。 重症筋無力症について、【症状】【原因・病理】【検査・診断】【治療・予後】を整理してまとめました。 重症筋無力症とは 重症筋無力症は、脳からの指令を筋肉に伝える末梢神経と筋肉のつなぎ目(神経筋接合部)において、筋肉側の情報受信機である受容体が自己免疫が原因で破壊されてしまう自己免疫疾患です。 ...
病気の教科書

【ミオパチー】とは?顔貌、症状、寿命など【ニューロパチー】との違いは?

【ミオパチー】は、筋肉自体に原因があって起こる骨格筋疾患の総称で、全身全て合わせれば人体最大の臓器になり、あらゆる活動(運動)に不可欠な筋肉がやせたり、力が弱くなっていく筋肉の病気です。 筋肉の機能に影響を及ぼす疾患には、【ミオパチー(筋原性)】の他に、神経原性または神経筋接合部の原因による疾患もありますが、それらとの違いも含めて整理してまとめました。 筋肉の病気の原因 筋の病気の原因を大きく分類すると、筋自体に原因があるもの、筋を動かす作用を持つ神経系に...
病気の教科書

【病理学】とは?病気が発信する異常サインから病気が見えるようになる勉強法

病理学は病気の原因や発生機序を明らかにしていく学問で、正常の身体の構造や仕組みを理解した上で病理学を学べば、病気のサインに早く気がつけるため、早期に適切な対処ができます。 病理学と正常の人間の仕組みを学んで、病気が発信する異常サインを正しく読み取り、病気の予防や早期改善に役立てましょう! 病気はサインを送っている 病気は、あるとき突然やってくる訳ではありません。 ほとんどの病気では、ごく初期の段階からあなたの身体を通じて【異常のサイン】を送っています。 病気が発...
病気の教科書

脳性麻痺とは?先天異常とは?原因、症状、種類、リハビリ、赤ちゃんから大人までのリハビリなど

先天異常(出生前に要因あり)、出生前後の障害、および新生児(生後4週間以内)までの間に生じた障害についての概要と、疾患例として【ダウン症候群(21トリソミー)】【二分脊椎(脊柱管閉鎖不全症)】【分娩損傷】【脳性麻痺】の概要を整理してまとめています。 先天異常とは 先天異常とは、出生前に要因があり、出生時すでに存在する機能あるいは形態異常の総称で、先天性神経疾患、先天性筋疾患、血液疾患、免疫異常、先天性代謝異常、先天奇形などがあり、乳幼児期からの発達や成長に応じた総...
病気の教科書

【中枢性麻痺と末梢性麻痺】上位運動ニューロンと下位運動ニューロンの違い~ 

中枢性麻痺(上位運動ニューロン障害)と末梢性麻痺(下位運動ニューロン障害)に大きく分けて運動麻痺を分類しています。上位運動ニューロンと下位運動ニューロンの違いと合わせて整理しましょう。 運動麻痺は損傷部位や損傷の仕方によって症状の出方が異なりますので、症状から損傷部位をある程度特定する事も損傷の状況から症状を予測することも可能です。 中枢性麻痺と末梢性麻痺 意識・無意識に関わらず、すべての活動は中枢神経系(脳・脊髄)に制御され、伝達役である末梢神経(運動神...
病気の教科書

脳卒中とは?【脳血管障害の症状と原因部位】

『脳卒中』とは脳血管障害を総称した通称で、大きく【脳出血】と【脳梗塞】の2つに分類できます。 脳血管障害の原因や症状の特徴について整理してまとめました。 脳血管障害の分類 脳血管障害(脳卒中)は大きく以下の2つに分類できます。 出血性疾患(脳出血) 出血性疾患(脳出血)は、脳を栄養する血管がなんらかの原因で切れて脳組織内で出血し、破れた血管に栄養されていた脳部位に血流が不足することや出血で組織が圧迫されることで、脳の機能障害が生じる病気で、高血圧性脳内出血や...
病気の教科書

大脳基底核の役割とパーキンソン病【症状】【原因・病理】【検査・診断】【治療】【予後】

パーキンソン病について【症状】【原因・病理】【検査・診断】【治療】【予後】と5つの観点に分け、キーとなる大脳基底核の役割とともに説明しています。 パーキンソン病の【症状】 1817年にイギリスのジェームス・パーキンソンという医師がこの病気を「振戦麻痺」として発表したことに由来して名前がついたパーキンソン病の【症状】について概要を説明します。 好発年齢 好発年齢は40歳以降。遺伝性で20歳代から発症するレアケースも報告されています。 ...
病気の教科書

【身体を折り曲げると楽になる腹痛】と【ならない腹痛】の違い

お腹が痛くなると【お腹を抱えて身体を折り曲げた姿勢】になりますよね。 でもなぜ私たちは、お腹が痛くなると自然と身体を曲げるんでしょうか? 身体を曲げてみたら少し腹痛がおさまる....試行錯誤の上得た経験が意識的・無意識的に記憶にあるのでそうするのだと思いますが、身体を曲げてみてもどうにも楽にならない腹痛を経験したことがある人もいると思います。 身体を折り曲げると楽になる腹痛とならない腹痛の違いはどこにあるのでしょうか? 身体を折り曲げると楽になる腹痛 食...
病気の教科書

【頭痛の特徴と原因】【現代人に最も多い頭痛と正しい解消法】

頭は身体の司令塔である「脳」が収まっている人体の中でも最も重要な場所のひとつ。 そして、「頭痛」は、脳卒中(脳出血・脳梗塞)など重篤な病気のサインでもあるので、どうしても過剰に心配になってしまいますよね。 実際、脳神経外科を訪れる患者80%の主訴は「頭痛」ですが、手術が必要な重篤な病気である場合はそのうちの5%以下で、現代人が悩む頭痛のほとんどが頭とは直接関係ないことが原因で起きています。 少し予備知識があれば、過剰に不安になったりすることなく適切に対処できるようにな...
病気の教科書

【レントゲン】【CT】【エコー】【MRI】画像診断比較(長所・短所)

病気やケガの診断、腫瘍や病変の早期発見などに重要な役割を果たす画像診断の仕組みや特徴にを整理。 【レントゲン(X線)検査】【エコー(超音波検査)】【CT(コンピューター断層撮影)】【MRI(磁気共鳴画像法)】の仕組みと長所・短所をまとめています。 レントゲン検査(エックス線)の特徴 レントゲンの仕組み X線で体の中の構造を確認する一番古くからある画像診断。 身体の組織のうち骨のようにX線が通り抜けにくいところほぼ白く写る、という性質を活用して画像の濃淡から体...
病気の教科書

めまいはなぜ起こる?原因別対処法まとめ

めまいやフラフラ感は日常のちょっとした変化(寝不足や血糖値の低下など)でも起こり得る症状ですが、重篤な病気(脳血管障害など)の症状である場合もあります。 めまいが起こった際に原因別に適切な対応ができるか否かは非常に重要なので、めまいの種類と起こり得る原因について整理しました。 めまいとは 「めまい」とは頭や体の位置を認知する機能の一部が障害されて起こる症状で、自分自身や周囲が動いていないにも関わらず、バランスを保つ三半規管などの異常により動いているような違...
病気の教科書

薬をサボったひとほど治りが早い?

病院で処方されるお薬が欲しくてお医者さんにいく人も多いと思いますが、気がつけばどんどん薬の種類が増えていて、薬なしでは不安で仕方なくなっているのに症状は良くならなずになんかおかしいな...と思ったことはないですか? 薬局で買えて常用しやすい頭痛薬や湿布薬にも違法ドラックと同じように中毒性と恐ろしい副作用があるのでむやみな利用は危険です。 治療薬と違法ドラックの違い お医者さんで処方される薬は治療という明確な目的があり合法ではありますが、根本的に身体の中で起...
病気の教科書

認知症(知的神経機能障害)と生理学的脳の老化の違いとまとめ

認知症は脳の器質的な病変による病気であり、知的発育が一度完成した成人に知能障害が発生します。 生理学的に誰でにも起こる脳老化でも認知症と似たような症状が出ることもありますが、認知症の生理学的脳老化は明確に区別する必要があります。 【脳の基本的な役割】・【生理学的脳老化と認知症の違い】・【認知症の種類】について関連つけてわかりやすく説明します。 脳の役割 最近は日本国でも国を挙げて起業を応援するようになってきているように、時代の変化スピードがとても早い現代に...
病気の教科書

言語障害【失語症と構音障害の違いと分類】 

言葉はコミュニケーションを行う際に重要な道具ですが、何らかの原因で【言葉という道具】が思うように使えなくなる【言語障害】が発生することがあります。 言葉という道具がどのような仕組みで生成され届けられるのかを理解しておくと、 言葉という道具の使用に不具合が生じても他の手段で補うなどの適切な対応を取ることができます。 ここでは言語障害を『失語症』と『構音障害』に分けて説明しています。 何が問題で何ができないのかを正しく理解しておけば、適切な配慮や対策でコミュニケーションを円...
病気の教科書

高次脳機能障害〜責任病巣と症状のまとめ【失行と失認】

高次脳機能障害は、脳の最高中枢である脳の機能の中でも特に高次である統合機能が何らかの原因で障害された場合に起こります。 症状と責任病巣(問題を引き起こしている脳部位)を関連付け、症状から病巣の推測や確認もできますので整理して理解しましょう。 高次脳機能障害の症状と責任病巣 あらゆる機能を司る最高中枢である脳の中にも役割分担があり、それぞれが相互に協力しあい抑制し合っています。 全身の器官を通じて得た情報は神経を通じて脳に届きますが、脳ではさらにその情報を整...
病気の教科書

「球麻痺と仮性球麻痺の違い」「上位運動ニューロン障害と下位運動ニューロン障害」

「球麻痺と仮性球麻痺」の違いを「解剖生理学構造の観点」から理解し、上位運動ニューロン障害と下位運動ニューロン障害の違いも理解しましょう。 球麻痺と仮性球麻痺の違いは? 構音障害(しゃべりにくい、呂律がまわらない)や嚥下障害(食べ物や飲み物が飲み込みにくい)が出る病態に、『球麻痺』がありますが、よく似た名前の『仮性(偽性)球麻痺』という病態もあります。この2つの違いは一体何でしょうか? 『上位運動ニューロン』と『下位運動ニューロン』 球麻痺と仮性球...
病気の教科書

ALS(筋萎縮性側索硬化症)【症状】【原因・病理】【検査・診断】【治療・予後】

アイスバケツチャレンジで世界中に病名が広く病名が知られるようになり、最近は美容家佐伯チズさんの公表でも注目された原因不明の難病ASL(筋萎縮性側索硬化症)。 ALS (筋萎縮性側索硬化症)について、【症状】【原因・病理】【検査・診断】【治療・予後】と 4つの観点に分けて病理学的に解説しています。 ALS(筋萎縮性側索硬化症)の症状 特徴 ALSの症状は個々により様々ですが、症状が限局的にはじまり、全身に波及していくという特徴があります。 好発年...
病気の教科書

【被殻出血】被殻の機能と症状の特徴を整理

高血圧性脳出血の好発部位である被殻。被殻は、運動調節・認知機能・感情・動機づけや学習などさまざまな機能を司どる大脳基底核を構成する要素のひとつで、被殻出血の臨床症状は出血の状態により多彩です。被殻の構造や機能と起こり得る症状とリンクさせて解説します。 脳出血の好発部位:被殻 高血圧性の脳出血の60%以上が、被殻出血です。 被殻を栄養している血管(外側線条体動脈)が細く、高血圧や動脈硬化などで破裂しやすいためです。 被殻出血は発生頻度が大変高く、重要な機能を持...
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