髄膜炎【症状】【原因/病理】【検査/診断】【治療】【予後】

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髄膜炎について説明できますか?

髄膜炎について、
【症状】【原因/病理】【検査/診断】【治療】【予後】と
5つの観点に分けて解説しています。

髄膜炎の概要

大脳や脊髄などの中枢系組織や
その保護の役割を担う髄膜に対する
病原体の侵襲により引き起こされる疾患

ウィルスや細菌、真筋、
スピロヘータ属による感染症など
重篤な機能障害を残す可能性がある。

髄膜とは?

脳を覆う硬膜、くも膜、軟膜のうち
最外層に位置して頭蓋骨と接している
硬膜を除く部分の炎症の総称

髄膜炎の経過による分類

・急性
・亜急性
・慢性

髄膜炎の原因による分類

・ウィルス性
・細菌性
・結核性
・真菌性

髄膜炎の症状―髄膜刺激症状

・発熱
・頭痛
・悪心
・嘔吐
・羞明

髄膜炎の検査所見―髄膜刺激徴候

・項部硬直
・ケルニッヒ兆候

髄膜炎の症例

・細菌による急性可能性髄膜炎:昏睡や痙攣を呈するほど重篤
・結核性髄膜炎(→脳底髄膜炎):脳幹部周辺の髄膜に炎症が強い
・真菌性髄膜炎:クリプトコッカスによるものが多く
      血管炎や肉芽腫形成により、脳局所徴候を呈する

髄膜炎の検査 診断

・腰椎穿刺による髄液検査
*治療開始前が有効
真菌性髄膜炎:髄液における好中球の著名な増加と髄液糖の低値(血糖の1/3以下)
ウィルス性/結核性/真菌性:単核球優位(リンパ球、単球)
ウィルス性:末梢血の白血球数は、減少傾向
細菌髄膜炎:赤沈の亢進と末梢血の白血球増加、CRPの上昇
結核性髄膜炎:胸部X線所見が認められない場合もあり
       粟粒性結核とは無関係に発症する場合もあり
       頭部MRI:脳底部髄膜の肥厚が有効な所見
クリプトコッカス髄膜炎:胸部X線上肺に原発巣あり

PCR法、墨汁検査など。
PCR法:ヒトゲノムの30億塩基対のDNAから
    必要な塩基配列だけを取り出して増幅させるために
    必要な操作のこと

髄膜炎の治療

安静と対処療法

髄膜炎の予後

ウィルス性:良好
細菌による急性可能性髄膜炎:致死率20~30%
  回復例でも聴覚障害など後遺症を残す:20-30%
真菌性髄膜炎:白血病、糖尿病、膠原病などを
  合併する患者が多く、これにより予後が左右される。

まとめ

神経内科学とは正常との比較から病理を追求する学問です。

人間にとって正常な状態から逸脱する何かが起こった時、それは病気になります。
そのため、病気がどうかを知るためには、まず正常を正しく理解している必要があります。

神経内科学においては、病名や症状を覚える事に意味はありません。
それらは全て後付けだからです。

病気や病理について学び、理解を深めることの意義は、なぜその症状が起こるのか、
を正常との比較から追求していく事により、問題点を導き出してより適切な解決方法、予防方法を探求していくことにあります。

この考え方でできるようになる事によって、
健康維持を含めあらゆる身体の問題解決ができるようになる力が育成されていきますので、
この観点を忘れずに勉強していきましょう。

病気や病理は、知るのではなく理解する事、
自分自身の健康維持に生かして初めて有意義なものになります。

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