運動麻痺の分類1 ~中枢性と末梢性麻痺 上位と下位運動ニューロン~ 

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運動麻痺について正しく評価できていますか?

運動麻痺は
損傷部位や損傷の仕方によって
症状の出方が異なります。

・・ということは、
症状から損傷部位をある程度特定する事も
損傷の状況から症状を予測することも
可能です。

それぞれの損傷部位と症状の出方について
スッキリと整理できていますか?

運動麻痺の分類の仕方−1

今回は、中枢性麻痺と末梢性麻痺に大きく分けて
運動麻痺を分類しています。

中枢性麻痺と末梢性麻痺

人間の意識、無意識に関わらず、
すべての活動は、中枢神経系(脳、脊髄)に制御され
末梢神経(運動神経)によって全身への指令が送られます。

そのため、損傷部位が

・中枢(上位運動ニューロン)か
・末梢(下位運動ニューロン)か

で症状の出方が全く異なります。

中枢性の麻痺=上位運動ニューロンの障害
末梢性麻痺=下位運動ニューロンの障害

となります。

それぞれの症状の特徴を簡潔にまとめました。

中枢性の麻痺=上位運動ニューロンの障害

★損傷部位:上位運動ニューロン
★麻痺の部位:障害側と反対側の上下肢顔面
★筋緊張:亢進(痙性麻痺)
*初期は弛緩→次第に痙性
*痙直:筋肉の緊張(抵抗感)が増強した状態
ジャックナイフ現象
★深部腱反射の変化:亢進
★表在反射:消失
★病的反射:あり
★筋委縮:軽度~なし
*廃用委縮は起こる
★繊維性筋攣縮:なし

末梢性麻痺=下位運動ニューロンの障害

★損傷部位:下位運動ニューロン
★麻痺の部位:障害側と同側の上肢または下肢
★筋緊張:減弱または消失(弛緩性麻痺)
★深部腱反射の変化:減弱~消失
★表在反射:減弱~消失
★病的反射:なし
★筋委縮:早期からあり
*3か月以内に70~80%が減少
★繊維性筋攣縮:あり

まとめ

中枢と抹消では働きが異なるため、
麻痺の性質が大きく異なります。

病気を評価するためには
まず正常の仕組みを理解していることが
大前提になりますが、
麻痺を見る際にも
この原則が当てはまります。

中枢性麻痺の分類についてはこちら

運動麻痺の分類2 ~中枢性障害(上位運動ニューロン障害)の部位別症状~ 

末梢性麻痺の分類についてはこちら

運動麻痺の分類3 ~末梢性障害(下位運動ニューロン障害)の部位別症状~

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