正しい情報がわかる!もう迷わない!惑わされない!情報時代のデータ読み方

健康管理
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様々な情報が錯綜している現代では、情報(データ)自体に嘘がなくても、データ(情報)の読み方・解釈・推測を誤ったり早まったりすれば、パニックに巻き込まれています。

データを正しく読めれば、どんな時も冷静な判断で適切な行動を選べるようになります。

ガンとコーヒーの関係

コーヒーと癌の関連を調査したデータを分析した2つのチームからそれぞれ一見矛盾するような2つの結論が提示されました。

  • A:「コーヒーに癌予防効果がある」
  • B:「コーヒーを飲む人は癌になる確率が高い」
  • 同じ【コーヒーと癌の関連を調べたデータ】から真逆とも言える結論が導き出された背景にはどんな違いがあるのでしょうか?

    A:「コーヒーに癌予防効果がある」と結論付けたチームの根拠は、コーヒーを毎日飲む人の方がコーヒーを飲まない人よりも発がん率が低いというデータで、B:「コーヒーを飲む人は癌になる確率が高い」と結論付けたチームの根拠は、コーヒーを毎日飲む人の方がコーヒーを飲まない人よりも発がん率が高いというデータにあるそうで、それぞれもっともらしいデータが添えられています。

    これはひとつの例ですが、正反対のように聞こえる結論が蔓延る世の中で、わたしたちはどうやって情報の正確性を見極めていけばいいのでしょうか?

    結論はデータの集め方で簡単に変わる

    データという数字は誰が見ても同じですが、そのデータのもとになるサンプルからをどんな情報をどう切り取ってくるかで結論が真逆になる可能性は十分に考えられます。

  • 対象サンプル数
  • 対象サンプルの年代・既往歴
  • 対象サンプルの生活習慣
  • 対象サンプルをどこでどうやって調査したのか
  • 癌の具体的な名称やどのレベルのものか

    同じコーヒーと発癌率の関係を調べたものでも、データの対象となるサンプルや調べ方が異なれば違う結果が出るので、まずデータの要素を多角的に判断をしなければ、有意性のある確率や可能性を導きだすことはできません。

    先ほどのようにコーヒーと癌だけでは真逆になってしまう可能性があるデータからより正確な情報を得たい場合は、何か要素を追加してみましょう。

    例えば、上記のコーヒーと癌の関係の間に【タバコと肺がん】を入れてみると、タバコと肺がんの確率に相関性があることは医学を勉強したことがない人でもおそらく容易に想像がつくと思いますが、この有意性は他の論文やデータでも説明されています。

    例えば、Bの結論を導き出したチームが集めた毎日コーヒーを飲む人のサンプルが、コーヒーと一緒にタバコを吸う人だった場合、肺がんの発がん率はタバコも吸わない人よりも上がりますので、コーヒーと発がん性の相関を結論づけるには無理が出てきます。

    コロナ対策もデータの見方で変わる

    データが正しく読めれば、2020年に流行が始まった新型コロナウィルス(Covid-19)によるパンデミックで社会が混乱している時も、目先の数字に惑わされずに適切な状況判断ができる可能性が高まります。

    いつ新しい感染症が大流行してもおかしくない世の中で、きちんと医療関係の統計データを理解できる人が多ければ多いほど、社会の混乱は最小限に抑えられます。

    例えば、2020年4月21日、慶應義塾大学病院が「新型コロナウイルス感染症に関する当院の状況について」以下のように発表しましたが、この説明の中の「67人中4人が陽性」をあなたならどう捉えますか?

    4月13日から4月19日の期間に行われた術前および入院前PCR検査において、新型コロナウイルス感染症以外の治療を目的とした無症状の患者さんのうち5.97%の陽性者(4人/67人中)が確認されました。

    これは院外・市中で感染したものと考えられ、地域での感染の状況を反映している可能性があり、感染防止にむけてさらなる策を講じていく必要があると考えております。

    67人中4人を計算すると陽性率は5.97%でこれは紛れもない事実ですし、この67人は新型コロナウィルス感染症と関係ない治療でたまたま来院したので、「地域での感染の状況を反映」している可能性はありますので、この報告自体になんの間違いも情報操作もありません。

    ただ、例えばもし誰かがこのデータを使って、「東京都の人口は927万人おりその6%なら、およそ56万人が感染している」と「推測(予測に基づく解釈)」して、あたかも調査により明らかになったデータのように発表したら不適切です。

    慶應義塾大学病院が発表した記述統計は「地域での感染の状況を反映している可能性がある」ことを示すデータにはなり得るけれど、東京都全体に対する推測に使うような調査結果ではありません。

    東京都全体に対する推測を行いたい場合は、知りたい集団(東京都全体)から偏りなく調査対象をサンプリングする必要があります。

    データの正しく活用して健康に!

    世の中にはいろんな健康や医療に関する情報が、もっともらしいデータとともに紹介されることがよくありますが、そのデータの信用性を正しく見極められる人は本当に少ないと感じています。

    あなたが普段目にする情報は、説明する側が有利になるように切り取られた情報の一部なので、その背景にあるものを自分でしっかり考えられるようにならないと結果間違った情報を手に入れてしまいますし、間違った情報を選んだり、解釈がずれてしまうと、健康になりたいとか病気や辛い状態から解放されたいと思って始めたことで逆に身体を壊してしまうことになりかねません。

    健康維持に一番大切なのは、基本となる人間の身体の仕組みをしっかりと知ることです。

    しっかりとした基礎知識があれば自分自信で自分の健康は守れるのはもちろんのこと、間違った情報に惑わされることがなくなります。

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