成功者に多く分泌されているセロトニンとドーパミン 神経伝達物質の働きについて

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神経伝達物質の働きと情動に大きく関与する神経伝達物質について

人体の活動は全て、脳と神経によってコントロールされていますが、神経を伝って情報が伝達されるためには、神経伝達物質が不可欠です。

この章を読むとあなたは、以下の情報を得ることができます。

神経伝達物質の働きについて
情動に大きく関与する3大神経伝達物質について

 

成功者と呼ばれる人に多く分泌されている神経伝達物質はドーパミンとセロトニン

そもそも神経の仕事とは?

人間の全ての活動は、意識的、無意識的に関わらず、脳と神経によって制御されています。

神経の仕事は、全身の感覚器官から得た情報を脳に伝えたり、脳からの情報を全身に伝えたりする情報の運び屋さんで、ざっくり言うと、大切な荷物を安心確実に、あなたから、またはあなたへ運んでくれるヤマト運輸や郵便局みたいなイメージです。

それでは神経伝達物質の仕事とは?

それでは、この神経の仕事を細胞レベルまで細かく見ていきましょう。

全身に点在する神経細胞ひとつひとつがニューロン間で、信号(刺激)をやりとりすることで、情報が全身へ伝達されます。脳から発信される情報が指先や足先など、各部位へ到達するまでには、宅急便が、複数の集配センターを経てあなたのもとへ荷物を届けるのと同じようなイメージで、いくつかの中継先を経る必要があります。

それぞれの集配センターや荷物の配達には、その情報を正確に効果的に届けるために有能なスタッフやシステムが必要なように神経間での情報伝達には、「神経伝達物質」という物質が必要になります。

3大神経伝達物質と成功者に多く分泌されていると言われる神経伝達物質

現在は、50種類以上の神経伝達物質が確認されていますが、今回は、モノアミン神経伝達物質という情動に大きな影響を及ぼす神経伝達物質の中から、3大神経伝達物質と言われる以下の3つについて解説していきます。

1:ドーパミン
2:セロトニン
3:ノルアドレナリン

ちなみにですが、世の中のいわゆる成功者といわれる社会的に大きな功績を残している人は、上記の3つのうち、ドーパミンとセロトニンの分泌量がすごく多いという報告があります。

自分はどうなのか、ちょっと気になりますが、3つについて少し詳しく見ていきましょう。なぜ成功者と言われる人にドーパミンとセロトニンの分泌が多いのか、納得できると思います。

1:ドーパミン

原始的な生存本能を司る原始的神経核からはじまり、高度な人間らしさを司る前頭葉(脳の一部)まで達している神経路があり、これを「快楽神経」と呼ぶこともあるのですが、この快楽神経にスイッチをいれるのがドーパミンです。

そのため、ドーパミンは「やるきスイッチ」という別名も持っています。

この「快楽神経系」が興奮すると人間は、快楽を感じ、身体の動きが活発になり、多幸感を感じ、いわゆる「ハイ」な状態になります。戦争から帰って来た兵士にドーパミンが増加した例も報告されていて、生きる力、サバイバル能力ともいえます。

行動力がある人は、成功に最も近い人だと言えるので、成功者にドーパミンの分泌量が多いと言うのは納得できますよね。

ただ、このドーパミンが過剰になると、幻覚や幻聴、妄想などが生じるようになり、精神分裂病などと類似の症状がでてきます。これは、ドーパミンが覚醒剤ととてもよく似た構造であり、覚醒剤を使用するとドーパミンが過剰放出された時と類似した症状が出てくることと同じ原理です。

ナチュラルに適量のドーパミンを分泌し続けるためには、規則正しい生活と健康的な食生活、適度な運動、十分な睡眠、そして良い姿勢が不可欠なのは言うまでもありません。決して覚せい剤や興奮剤などに頼るのではなく、ナチュラルハイを目指して行きましょう。

 

2:セロトニン

生命維持の根幹となる脳の部分を中心にあり、他の神経系と連携し広い範囲に重要な影響を及ぼす「落ち着き」を保つ物質です。心地よさや満足感を与えてくれる物質で、他の神経系の抑止力にもなります。

過剰な興奮や衝動、抑うつ感の軽減に作用するので、セロトニンの分泌が不足すると、鬱になったり、暴力的になったりします。

幼児期に安全な環境になかった野生動物などは「セロトニン」の分泌能力が低く、ストレス環境に長い期間さらされた場合はセロトニンが枯渇していくという報告がありますが、虐待や飢餓など、極限的にストレス状況が続くと人間も、興奮や衝動、抑うつ感をコントロールすることが難しくなります。

殺人や殺人未遂、自殺未遂などを起こした人には、セロトニンの濃度が低かったというデータも報告されていますが、反対に、「セロトニン」が過剰に分泌されると「てんかん」という脳発作が起こるという報告もあります。

成功とは、温厚な人間関係の元に成り立つものであるので、ドーパミンとともにセロトニンの分泌も多い人は、行動と安定のバランスが取れている人とも言えますので、成功者との相関性も不思議ではないですね。

日常生活においては、一日30分程度の運動を習慣化するとセロトニンの分泌が促され、抗うつ剤を投与するのと同じ効果があるという研究も出ています。軽い運動をすることで、リフレッシュ効果を感じた経験がない人はいないと思います。これがセロトニンの効果です。

ストレスの多い現代ですから、軽い運動を習慣化してリフレッシュする時間を持つことは安定した精神状態でいるためにはとても重要なことだと感じます。

朝のラジオ体操や太陽礼拝などのヨガ、ストレッチなど呼吸と連動させながら行うエクササイズがとてもオススメです。

 

3:ノルアドレナリン

生命維持から全身の機能調整に重要な脳の各部位に幅広く分布している神経系に影響を与える物質で、「意欲と生存」の為に必須の神経伝達物質です。

人は、恐怖や驚愕の体験をすると、副腎からノルアドレナリンが分泌され、ストレス回避の為の行動を起こします。

例えば、怖いものを見たら、悲鳴をあげて、逃げようとするとかもそうですが、児童虐待や飢餓など、長期間、回避が困難なストレスにさらされた場合、ノルアドレナリンは減少し、無反応な状態になりますが、この経験が繰り返されると、脳内のノルアドレナリンの感度が上昇するので、小さな刺激でも過敏に反応するようになっていきます。

 

まとめ 

私たちが普段何気なく行なっている活動も脳と神経がものすごく働いてくれているから成り立っているのですが、その際に分泌される神経伝達物質の量やバランスは、外部環境やストレスなどによっても変化し、バランスを失うと身体に異常な状態が生まれてきてしまう場合もあります。

すべてはバランスが大切で、何かが過剰でも足りなくても正常な機能は維持できませんし、過剰なストレス環境が神経伝達物質の分泌にも大きく影響を及ぼすということを知っておくことは非常に重要です。そしてバランスが崩れてしまったな、と感じた時に何をどのように対処すれば良いか、を知っておくこともとても重要です。

成功者にはドーパミンとセロトニンの分泌量が多いというのは、何事にも興味をもって楽しみながら行動しつつも冷静な判断を積み重ねてきた結果というひとつのよい事例です。環境を変えることで結果を変えることができる、というひとつの科学的証明でもあります。

その人のもつオーラや雰囲気から、その人の生い立ちや現在の生活環境身体の中の状態までみえてきてしまうのは、医学を学んで、人を診ることができるから。

医学とは人間の本質を知るとっても面白い学問ですので、自分の健康維持だけでなく、人をみる力も自然とついてきます。経営や教育に携わる人にも必須の学問だと確信しています。

 

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