脳腫瘍 分類と局所症状

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脳腫瘍の分類や特徴を説明できますか?

脳腫瘍は、
頭蓋内という狭い空間の中に
発生する腫瘍の総称で
頭蓋内圧亢進症を引き起こす原因疾患にもなります。

脳腫瘍の分類と特徴についてまとめます。

脳腫瘍の分類と局所症状

大分類

脳実質性腫瘍

脳組織そのものから発生するため
発育すると健常な脳組織との境界がわかりにくい
(湿潤性発育)

組織学的には良性でも
全摘出が困難のため、悪性腫瘍に分類される

<代表的な腫瘍>
グリオーマ(神経膠腫):全脳腫瘍内で最も多い
髄芽腫:小児の悪性腫瘍の代表

脳実質外腫瘍

脳を包む硬膜や脳神経の神経鞘から
発生するもの

脳実質との境界が明瞭で
脳実質をゆっくりと圧迫するように発育
(圧排性発育)
手術にて全摘出可能

<代表的な腫瘍>
髄膜腫:グリオーマに次いで頻度が高い
神経鞘腫:聴神経に好発
頭蓋咽頭腫

転移性腫瘍

頭蓋内組織以外の身体組織に原発した
悪性腫瘍が、脳や頭蓋内に転移したもの

脳実質内転移と硬膜転移がある
脳実質内転移でも、
周囲の脳組織と境界が明瞭な場合もある
組織学的に悪性で、症状の進行が急速

脳腫瘍の症状

一般的症状

頭蓋内圧亢進症状
(腫瘍の増大による)

頭痛、嘔吐、うっ血乳頭

脳ヘルニアのリスク

刺激性脳症状
(腫瘍の圧迫や湿潤による)

てんかん発作
*特に焦点性てんかんは要注意!!

局所症状

損傷部位により
特徴的な巣症状

前頭葉:てんかん(痙攣)発作
    感情失禁
    運動麻痺(片麻痺)
    運動性失語(優位半球障害時)
    人格変化
    共同偏死
    嗅覚脱失

側頭葉:精神運動発作
    幻臭
    感覚性失語(優位半球障害時)

頭頂葉:知覚障害
    失行、失認
    てんかん発作
    高次脳機能障害(優位半球障害時)

後頭葉:視野狭窄(同名半盲)

視交叉:視力障害、視野狭窄(両耳側半盲)
下垂体:尿崩壊
視床下部:性機能異常

脳幹部:嚥下障害
    運動麻痺
    構音障害
    眼球運動障害(複視)

小脳:共同運動障害
   歩行障害(小脳失調)
   平衡機能障害(めまい)

脳腫瘍の小分類

脳実質内腫瘍

グリオーマ(神経膠腫)25.2%
 -星細胞系腫瘍
(星細胞腫、退形成性星細胞腫、多形成膠芽腫)
 -乏突起膠腫 
 -上衣腫
 -その他
髄芽腫

脳実質外腫瘍

髄膜腫   26.8%
下垂体腺腫
神経鞘腫
頭蓋咽頭腫

★転移性腫瘍   17・6%
肺癌からの転移
乳がんからの転移
消化系癌からの転移
    

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