【英雄のポーズ 3 (戦士のポーズ3) 】は、全身でT字を作るバランス系ポーズで全身を引き締めつつ身体の軸を感じるバランス能力や集中力を鍛える効果に優れています。
ウォーリアワンやウォーリアツーと比べても難易度の高いポーズですが、集中力と深部感覚を鍛えることで無駄のない身体の使い方ができるようになるので、ポーズを正しく習得していくと同時に、疲れにくく引き締まった綺麗なボディラインに変化していくことを感じられます。
ポーズの名前と英語
「ヴィーラバドラ」はインドの三大神であるシバ神の化身を意味するサンスクリット語。
英語では「ウォーリア3(WarriorⅢ)」、日本語では「戦士のポーズ3(英雄のポーズ3)」と訳されています。
- 戦士のポーズ3
- 英雄のポーズ3
- ウォーリアスリー
- ウォーリア3
- WarriorⅢ
- Warrior3
- ヴィーラバドラ・アーサナ
- ヴィーラバドラーサナ
- Virabhadranana
【英雄のポーズ3 (戦士のポーズ3) 】効果
【英雄のポーズ3 (戦士のポーズ3) 】ではプランクのように一直線に安定させた体幹を片脚で支えてT字を作るヨガポーズなので、姿勢を保持する筋力と自分の身体の軸や位置を感じるバランス感覚が必要です。
全身の深部感覚と集中力を研ぎ澄ませて、力まずにポーズが取れるようになるように練習することで、疲れにくく引き締まった綺麗なボディラインに変化していくことを感じられます。
- 体幹筋トレ効果
- 下半筋トレ効果
- 姿勢改善効果
- バランス感覚強化効果
- 全身の引き締め効果
- 集中力向上効果
【英雄のポーズ3 (戦士のポーズ3) 】3Dポーズ解剖学
自分の身体の軸を感じてバランスをとることが重要なポーズです。
筋肉の働きを3Dでイメージして、全身を強調させてしなやかなポーズを作りましょう。
【英雄のポーズ3 (戦士のポーズ3) 】正しいやり方
【ポイント】
立位から股関節を屈曲して上半身を前に出しながら片脚を上げるやり方もありますが、【英雄のポーズ 1 (戦士のポーズ1) 】の姿勢から上に重心を移動させる上述の方法の方がバランスが取りやすくなります。
- 【英雄のポーズ 1 (戦士のポーズ1) 】の姿勢を作る
- 両腕を前に伸ばして床と平行にする
- 前脚の膝を伸ばしながら後脚を床から離す
- 指先からかかとまでを床と並行に一直線にする
- 左右の脚を入れ替えて同様に行う
【英雄のポーズ3 (戦士のポーズ3) 】筋肉解剖学
全身のつながりを意識して、力むのではなく姿勢を重力に対して保持する(普段立っている時と同じ)筋肉の作用の中でバランスを取ります。
筋肉解剖学を3Dでイメージして、身体の変化を感じることで正しくポーズを深められます。
- 広背筋
- 三角筋
- 僧帽筋
- 菱形筋
- 固有背筋群(脊柱起立筋など)
- インナーユニット(腹横筋や骨盤底筋群など)
- ハムストリングス
- 大臀筋
- 下腿三頭筋(腓腹筋・ヒラメ筋)
- 大腿四頭筋
- 前脛骨筋
【肩甲骨と肩関節安定】
【背骨を安定】
【支持脚】
【英雄のポーズ3 (戦士のポーズ3) 】できない時の軽減方法と対処法
バランスが取れない(ぐらついてしまう)場合
【英雄のポーズ3 (戦士のポーズ3) 】は、支持脚以外は立位姿勢をそのまま床と並行になる面へ移動させたポーズなので、日常とは異なる姿勢保持システムが作用するため、重心の感覚を掴めるまではバランスが取りにくいため十分な筋力があってもぐらぐらしてしまう場合があります。
ぐらつくと上半身が力んでしまったり、アライメントが崩れて膝に負担がかかってしまうので、後ろに伸ばした足や手に支えを置く、前屈角度を小さくする、壁に寄りかかるなどの方法で軽減して、まずは自分の身体の軸を掴むことに集中しましょう。
身体の軸が掴めるようになると、リラックスした状態で力まずにポーズが取れるようになります。
上半身が力んでしまう場合
軸が掴めず土台が安定していないと、肩に力が入り、肩甲骨を引き上げる姿勢になりやすいので、肩と耳は引き離すように肩甲骨を引き下げ、目線は下向きを意識しましょう。
どうしても肩に力が入ってしまう場合や腕が上がりにく場合は、まずは土台を安定させることを優先するために、腕は体側や横に広げるなどの方法で軽減してください。
支持脚の膝が伸びない場合
ハムストリングスが短縮している場合は、膝を屈曲して軽減しましょう。
また膝を完全伸展できる場合でも、膝を過伸展したまま骨でロックしてしまいがちなので、軽く屈曲できるくらいの余裕を持たせます。