【顎二腹筋】は舌骨を介して前腹と後腹に走行が別れ、顎の下から側頭骨まで走行する開口と嚥下(舌運動)に作用する筋肉。
口を開けたままだと嚥下がしにくいのは、【顎二腹筋】の走行が大きく関係しています。
顎二腹筋のコリをほぐして機能を高めると咀嚼(むせ)や噛み合わせなどの問題が解消する場合があります。
顎二腹筋の概要
舌骨につながる腱を挟んで前腹と後腹に分かれ、舌骨の挙上や下顎骨の後下方引き寄せに作用します。
ひとつの筋肉としてまとめられていますが、前腹と後腹では発生、神経支配、機能も異なります。
顎二腹筋の起始・停止
顎二腹筋の作用
解剖学的表現
前腹:舌骨を前上方挙上(下顎骨固定時)
後腹:舌骨を後上方挙上(下顎骨固定時)
下顎骨を後下方に引く(舌骨固定時)
日常でのイメージ
(舌骨が固定されている時は下顎骨を引き下げて)口を開ける運動に作用
(下顎骨が固定されている時は)舌骨を挙上し物を飲み込む(嚥下)運動に作用
顎二腹筋の神経支配
顎二腹筋の働きを3D動画で確認
顎二腹筋を触診
顎の下から指を当て、開口運動で収縮を確認できます。
顎二腹筋のストレッチと筋トレ
顎二腹筋ストレッチ
顎二腹筋の走行を意識しストレッチ(口の開閉と舌の運動)します。
深呼吸をしながら無理のない範囲で行いましょう。
深呼吸をしながら無理のない範囲で行いましょう。
顎二腹筋筋トレ
顎二腹筋の走行を意識し収縮(口の開閉と舌の運動)させます。
体位や負荷は個別に調整してください。
体位や負荷は個別に調整してください。