足部(足底と足背)の筋肉を一覧にまとめました。
全身を支える足において重要な土踏まず(足のアーチ)を構成し、二本足歩行を獲得した人間特有の機能を調整し高めるために重要な役割をしている筋肉群です。
全身の健康に影響する足の構造を正しく効果的に理解しましょう。
それぞれの筋肉の起始・停止・作用・神経支配などは各筋肉の詳細ページをご確認ください。
足部筋肉の役割
足は26個の骨で構成され、手の指と同じように足の微妙な運動調整を行い、二本足歩行を獲得した人間特有の構造や機能を支えています。
足部の運動に関与する筋肉には下腿に筋腹を持つより長く大きな筋肉もありますが、足部の筋肉(足底筋や足背筋)は運動だけでなく、体重を支え歩行や立位動作などを効率的に行う調整機能も担っています。
足底筋群の構造
足の裏についている筋肉は、まとめて足底筋群(そくていきんぐん)と呼ばれ、大きく5つの層に分かれます。
足底腱膜(足底筋膜)
最も表層(皮膚に近い層)は、「足底腱膜」。
踵骨隆起から各足趾に向かう丈夫な膜です。
足底筋肉 第1層
「足底筋膜」の下にある最浅層の筋群(第1層)。
足底筋肉 第2層
第2層(第1層の筋の更に深層)の筋群。
足底筋肉 第3層
第3層(第2層の筋の更に深層)の筋群。
短母趾屈筋
母趾内転筋
短小趾屈筋
小趾対立筋
足底筋肉 第4層
第4層(第3層の筋の更に深層)の筋群。
足背の筋肉
足背にある筋肉群。
足のアーチ(土踏まず)の構造
足の裏には以下のように3つのアーチがあります。
足の裏の構造を理解するためには足のアーチの理解も不可欠なのでそれぞれの筋肉の構造と合わせて理解しておきましょう。