【咬筋】は頬骨から下顎骨をつなぐお顔の筋肉で、咀嚼(顎を引き上げて口を閉じ、歯を噛み合わせて咀嚼する)際に作用し、面積も大きくフェイスラインや表情にも影響します。
噛み癖、歯ぎしり、デスクワークのストレスなどで凝り固り正常に機能していない人が増えています。
顎がガクガクする、口の開閉がしにくい、顔に左右左がある場合などは解剖学的構造を意識したセルフケア(マッサージ・ストレッチ・筋トレ)をしましょう。
解剖学的構造を理解して効果的にセルフメンテナンスすると、お顔が左右対象に整い、エラ張りやたるみ改善、リフトアップ、口角が上がるなどの美顔・小顔も期待できます。
咬筋の概要
下顎を引き挙げて口を閉じ、咀嚼時の顎関節運動をサポートする作用があります。
顎から頬骨についている筋肉のため、咬筋が凝るとガクガク顎になるだけでなく、フェイスラインや表情にも大きく影響し、顔の左右非対称、エラ張り、たるみなどの原因にもなります。
咬筋の起始・停止
咬筋の作用
解剖学的表現
下顎骨挙上(閉口時)
下顎骨の前方突出や側方移動のサポート(咀嚼時)
日常でのイメージ
下顎骨を引き上げて口を閉じたり、咀嚼運動時に他の咀嚼筋の働きをサポートします。
咬筋の神経支配
咬筋の働きを3D動画で確認
咬筋を触診
奥歯で食べ物を噛む時などに顎の外側で収縮を確認できます。
咬筋のストレッチと筋トレ
左右差が生じやすいので左右のバランスを整える意識を持って、顔・頭・首を含め全身の凝りをほぐしてバランスを整えましょう。
また、左右の噛み癖を意識して改善したり、無表情でパソコンやスマホに向かう時間やストレスを減らし、歯ぎしりなどで余計な負荷をかけないようにする生活改善への意識も重要です。
咬筋ストレッチ
咬筋の走行を意識しストレッチ(下顎骨を下げる:口を開ける)します。
深呼吸をしながら無理のない範囲で行いましょう。
深呼吸をしながら無理のない範囲で行いましょう。
咬筋筋トレ
咬筋の走行を意識し収縮(下顎骨を挙上する:口を閉じる)させます。
体位や負荷は個別に調整してください。
体位や負荷は個別に調整してください。