【長母指伸筋(前腕後面深層筋)】イラストでわかりやすい筋肉解剖学(作用と起始停止)

前腕の筋肉
この記事は約3分で読めます。

【長母指伸筋】は、前腕に筋腹を持ちながら長い腱を有して母指の独立した伸展運動に作用する筋肉です。

【長母指伸筋】の構造についてイラスト図解を使ってわかりやすく説明しています。

【長母指伸筋】とは?どこにあるどんな筋肉?

【長母指伸筋】は、「回外筋」「長母指外転筋」「短母指伸筋」「示指伸筋」と共に前腕後面深層筋群に分類される筋肉です。

その中でも【長母指伸筋】「短母指伸筋」「長母指伸筋」の3つは母指(親指)に特化して作用する筋肉です。

  • 名称:長母指伸筋
  • ふりがな:ちょうぼししんきん
  • 英語名:Extensor Pollicis Longus

【長母指伸筋】の主な作用は、母指の独立した伸展です。

また、他の前腕後面筋群と相乗的に作用して、橈骨手根関節における手首の運動(伸展・尺屈)にも作用します。

【長母指伸筋】起始停止

【長母指伸筋】は、尺骨後面中央1/3および骨間膜から起始して、第1指(母指)末節骨底に停止します。

起始 停止
長母指伸筋 尺骨後面中央1/3・前腕骨間膜 第1指(母指)末節骨底背面

【長母指伸筋】は尺骨後面中央1/3(主に橈側面)および隣接する骨間膜から起始し、「示指伸筋」起始部の近位にあります。

手首外側面に向かって斜め橈側方向へ筋腹を走らせながら腱に移行して伸筋支帯を通過し、外側の「短母指外転筋」腱と内側の「母指内転筋」と共に紙背腱膜を構成し、第1指(母指)末節骨底背面に停止します。

【長母指伸筋】作用

【長母指伸筋】の主な作用は、第1中手指節間関節と指節間関節の伸展です。

関節 作用
長母指伸筋 第1中手指節間関節と指節間関節 伸展

中手指節間関節における母指伸展は「短母指伸筋」との相乗作用で、母指が完全伸展または外転している時は母指内転を補助する作用も生じます。

また、手首を介しているため、他の手根伸筋群と一緒に手首の伸展および尺屈や前腕回外にも関与します。

【長母指伸筋】神経支配

【長母指伸筋】は、橈骨神経の枝である後骨間神経(C7-C8)支配です。

【長母指伸筋】触診

【長母指伸筋】の筋腹は、骨間膜遠位面から遠位橈尺関節の範囲で、「総指伸筋」深層「長母指外転筋」内側かつ「示指伸筋」外側に存在します。

【長母指伸筋】後面を後部骨間動脈と後部骨間神経が通過します。

【長母指伸筋】の長い腱は、手の遠位面で「長橈側手伸筋」腱と「短橈側伸筋」腱を横切ります。

橈骨手根関節のレベルで【長母指伸筋】腱は「短母指伸筋」腱内側にあり、母指を伸展+外転すると生じる「解剖学的嗅ぎタバコ入れ」と呼ばれる三角形を尺側縁を形成します。

【長母指伸筋】ストレッチと筋トレ

【長母指伸筋】は、前腕筋群および手内筋全体の構造を把握することで効果的にコンディショニングができます。

前腕を太くするボディメイクトレーニング、手首や指を使うスポーツや動作のパフォーマンス向上や疲労時のメンテナンスなど目的に合わせて調整しましょう。

タイトルとURLをコピーしました