【肩甲下筋】(ローテーターカフ)とは【3D動画でわかりやすい筋肉解剖学(作用・起始停止・触診方法)】

肩関節・肩甲骨【3D筋肉】
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【肩甲下筋】は、肩甲骨肋骨面から上腕骨へ走行。肩関節を安定させるローテーターカフ前部を構成している肩関節インナーマッスルのひとつです。

ローテーターカフで唯一内旋に作用する【肩甲下筋】の解剖学的構造を正しく理解して、効果的なストレッチや肩甲下筋トレーニングを実践しましょう。

【肩甲下筋】概要

肩甲下筋は、ローテーターカフ(回旋筋腱板)の前面を構成する筋肉で、肩甲上腕関節の安定に作用する肩関節(肩甲骨)インナーマッスルです。

  • 名称:肩甲下筋
  • ふりがな:けんこうかきん
  • 英語名:Subscapularis
  • 【肩甲下筋】起始・停止

  • 起始:肩甲骨の肩甲下窩(肩甲骨肋骨面)・筋膜内面
  • 停止:上腕骨小結節・小結節稜上端内側・肩関節包
  • 【肩甲下筋】作用

    解剖学的表現

  • 肩関節を前方から安定(ローテーターカフ前部)
  • 肩関節の内旋
  • 広背筋や大円筋など背面筋肉の運動補助(内転・水平屈曲・伸展)
  • 日常でのイメージ

    肩甲骨の裏に張り付くように存在して内旋に作用しますが、運動というよりも肩関節を前方から安定させる作用がメイン。

    広背筋や大円筋など背面筋肉の運動を制御・補助します。

    【肩甲下筋】神経支配

  • 肩甲下神経(C5・C6)
  • 【肩甲下筋】働きを3D動画で確認

    【肩甲下筋】触診

    脇の下から手を入れて上腕骨を内旋すると肩甲骨の内側面で収縮が確認できますが、広背筋や大円筋との区別は困難です。

    【肩甲下筋】ストレッチとトレーニング

    まずは姿勢(背骨と肩甲骨の位置)を整え、筋緊張のバランスが悪い箇所があれば、マッサージやローラーなどでほぐしてからニュートラルな状態を作りましょう。

    解剖学的構造を正しく理解して、広背筋などのアウターマッスルに頼らないように、また過剰な負荷で逆に筋肉を痛めないように、小さな動きで丁寧に行いましょう。

  • 肩甲下筋ストレッチ
  • 肩甲下筋の走行を意識しながら肩関節外旋方向へ動かします。

  • 肩甲下筋筋トレ
  • 小さい挙上角度での肩関節内旋運動で強化できます。

    回旋筋腱板(ローテーターカフ)とは

    ローテーターカフとは、棘上筋、棘下筋、小円筋、肩甲下筋の4つの筋で作られる腱板構造で、人体で最も動く範囲が広い肩関節(肩甲上腕関節)を補強するインナーマッスルです。

    • 上部:棘上筋
    • 下部:棘下筋
    • 後下部:小円筋
    • 前部:肩甲下筋

    肩関節(肩甲上腕関節)は肩甲骨関節窩と上腕骨骨頭で構成されますが、丸い上腕骨骨頭がお皿のような肩甲骨関節窩に接しているだけなので、骨的な制限はほとんどありません。

    そのため、肩関節(肩甲上腕関節)はダイナミックで広範囲な動きに対応できますが、脱臼や損傷が起こりやすい不安定な関節でもあります。

    ローテーターカフは、上腕骨骨頭を筒のように囲み肩甲骨関節窩に引きつけるように作用し、肩関節の解剖学的構造のデメリット(不安定性)を補完し、メリット(可動性)を最大限生かす(骨頭を求心位へ誘導して骨頭の安定した支点での運動を制御)役割をしている肩のインナーマッスルです。

    【ローテーターカフがよくわかる3D動画はこちら】

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