頭痛の原因 ~頭痛に潜む危険な病~

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頭痛は、命に関わる病気のサイン?

頭部
ここは、身体の司令塔である、「脳」が収まっている最も重要な場所。

脳卒中、脳出血、脳梗塞、これらの言葉の認知が高まっている中、
頭が痛い
この症状は、何か怖い病気の前触れのような気がしてちょっと怖いですよね。

実際脳神経外科を「頭痛」を主訴として訪れる患者は全体の80%でも、実際手術が必要な重篤な病気である場合はそのうちの5%以下だそうです。

もちろん、「頭痛」が重篤な病気が潜んでいるサインでもあることは事実なので、頭痛が起こるメカニズムを知っておくことはとても重要です。
しかも大脳自体は、痛みを感じる組織ではという事実をご存知でしたか?

 

頭痛が起こり得る原因と原因別の頭痛の特徴を整理しましょう。

この章を読むとあなたは、頭痛になり得る原因と原因別の頭痛の特徴を整理して理解できるようになります。

頭痛の原因とそのメカニズム

頭痛の原因とそのメカニズムを原因別解説

頭痛の原因とそのメカニズムを原因別に解説していきます。

頭痛の国際分類

国際頭痛学会、頭痛分類委員会による国際頭痛分類です。

第1部 一次性頭痛
 1  偏頭痛
 2  緊張型頭痛
 3 三叉神経、自律神経性頭痛
 4  その他の一次性頭痛
第2部  二次性頭痛
 5  頭頸部外傷、障害による頭痛
 6 頭頸部血管障害による頭痛
 7 非血管性頭蓋内疾患による頭痛
 8  物質またはその離脱による頭痛
 9  感染症による頭痛
 10  ホメオスタシス障害による頭痛
 11 頭蓋骨,頸,眼,耳,鼻,副鼻腔,歯,口あるいはその他の顔面・頸部の構成組織の障害による頭痛あるいは顔面痛
 12 精神疾患による頭痛
 第3部  有痛性脳神経ニューロパチー,他の顔面痛およびその他の頭痛
 13 有痛性脳神経ニューロパチーおよび他の顔面痛
 14 その他の頭痛性疾患

 

頭蓋内の原因による頭痛

牽引性頭痛
脳腫瘍、頭蓋内出血腫、水頭症など

脳実質偏倚

脳に隣接した硬膜や動脈、静脈が引っ張られたり、伸展したりして痛みが生じる。
*大脳自体は痛みを感じませんが、硬膜の一部、脳表の動脈や静脈の一部には痛みを感じる受容器があり、そこで感知した痛みが大脳の感覚神経で感知して初めて痛みと感じる。

炎症性頭痛
髄膜炎、感染症、くも膜下出血など

硬膜にある痛覚感受性組織が刺激

頭痛(髄膜刺激症状)
頭蓋内圧亢進症も起こる

病態、原因による頭痛

頭蓋外の原因による頭痛
三叉神経血管性頭痛(片頭痛や群発頭痛など)
飲酒後やCO中毒の際に経験

緊張型頭痛
眼精疲労、肩こり、心的ストレスなどにより経験

顔面諸器官に原因のある頭痛

投射痛(関連痛)
局所の強烈な痛みがそれを伝える神経の分布領域に広範囲に放散する痛み
齲歯(虫歯)、緑内障、鼻炎、副鼻腔炎、顎関節炎など(三叉神経の投射痛)

その他の原因による頭痛

薬品や食品など、特殊な物質で誘発されることもあり
・硝酸-亜硫酸化合物(狭心症の治療薬であるニトログリセリンなど)
・グルタミン酸塩(化学調味料など)
・フェニルエチルアミン(チョコレートなど)
・CO、アルコール、アスパルテーム(甘味料)など……

代表的な頭痛とそのメカニズム
片頭痛

-症状の特徴
・左右いずれかの片方の頭が痛む(両側が痛むこともある)
・ズキン、ズキンと脈を打つように痛む(心臓の拍動に一致する拍動性頭痛)
・痛みの程度は強く「激しい痛み」と表現される
・日常動作や運動で痛みが増強される
・頭痛が極期に達すると、吐き気、嘔吐(その後、症状軽快へ)
・光を異常にまぶしく感じる(羞明感)
・極期を過ぎると眠気をきたす(眠ると頭痛は軽快する)
・思春期~青年期の女性に多い
・前兆として、視覚症状(閃輝暗点)や感覚症状(顔や体にチクチクした痛みなどを感じる)などの神経症状を伴うものもある
*閃輝暗点:視野の中心部にはじめは、かすんだ部分が現れ、そのあとキラキラ輝く閃光がジグザグ状に出現し、周辺に拡大閃光部周囲がみえずらく、霞んだり、真黒に見えたり(暗転する)

-症状が起こるメカニズム
三叉神経血管説が有力

硬膜に分布する三叉神経(頭皮や硬膜の感覚を支配する脳神経)の刺激により、頭蓋内血管に作動する物質(サブスタンPなど)が発生

血管壁のセロトニン、ヒスタミン、ブラジキニンの放出

頭蓋内血管を拡張

拡張した周囲の三叉神経を刺激

順行性、逆行性に頭痛の情報伝達

脳幹の三叉神経脊髄路

視床

頭頂葉感覚領野へ

頭痛認識

群発頭痛

-症状の特徴
・約1~2ヶ月の間、毎晩、就寝中になんら前駆症状がないまま眼窩部を中心に「目の奥をえぐられるような激しい痛み」が生じる
・一旦頭痛発作が生じるとほとんど毎日決まった時間に一側の眼窩部、前額部、側頭部に激しい頭痛が続く(就寝後約1~2時間くらいして生じることが多い)
・1回の頭痛は、15~180分と片頭痛より短い
・発作は、2~6週間に渡り群発する
・目の奥をえぐられるような激しい頭痛(我慢できず、こぶしで頭を叩いたり、柱や壁に頭を打ち付けたりする)
・中年男性に多い
・頭痛と同側に、以下の自律神経症状を隋伴(眼球結膜充血、流涙、鼻閉、鼻汁、眼瞼浮腫、顔面紅潮、顔面発汗)

-症状の誘因
アルコールなどの血管拡張作用を有する物質で誘発

緊張型頭痛

頭頸部の筋肉の過度の収縮が原因(筋収縮性頭痛)
-同じ姿勢で長時間仕事を続けたり細かい作業で眼を使った後などに後頭部や側頭部に感じる筋肉の過度の緊張が原因
-視力低下、歯の噛み合わせ不良(咬合不全、顎関節症など)
-追突事故の頚椎捻挫

*頭痛を主訴として外来を訪れる患者で最も多いのがこの緊張型頭痛
≪特徴≫
・締め付けられるような、あるいは強く圧迫されるような痛み
・側頭部、後頭部~項部、肩
・持続時間は多様だが、数時間に及ぶ
・夕方に増強

ストレスや不安、神経症によっても発生(緊張性頭痛、心因性頭痛)

三叉神経痛

動脈硬化などで、蛇行した血管(上小脳動脈)が三叉神経の脳幹への入り口部を強く圧迫する為に発生
帯状疱疹の後遺症などでも起こる

・電撃痛と表現されるほど激しい顔面の痛み
・突然なんらの誘因で発症
・疼痛誘発点(トリガーポイント)ー鼻翼、硬口蓋、下口唇、目尻

*三叉神経の構造と役割
顔面の知覚を司る神経(3枝に分かれ、額、頬、下顎を支配)
好発部位:
1:第2枝領域(頬部)
2:第1枝領域(額部)
3:第3枝領域(下顎部)

くも膜下出血による頭痛

動脈瘤が破裂して、脳表のくも膜下腔に出血が広がる為に起こる(炎症性頭痛)

特徴
・突然発症
・これまで経験したことがないような激痛
・局所ではなく、頭全体の痛み
・かなり長時間持続する(一般に数日間)

髄膜炎による頭痛

くも膜とその内側に広がるくも膜下腔を灌流している髄液の感染症
原因
感冒、中耳炎、福鼻腔炎(蓄膿症)など頭蓋隣接臓器の感染症起因筋が血行を介してくも膜や髄液腔に侵入することが原因

まとめ 

現代人の頭痛の多くは、緊張性頭痛

つまり肩こりやストレスに起因する頭痛が大半を占めています。
これらの頭痛がある場合、不眠や眼精疲労などを併発している可能性も非常に高いです。
これらの改善策として有効なのは、骨格をリセットして、緊張を解きほぐしてあげることです。

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