【胸鎖乳突筋】ストレッチと鍛え方のための【イラスト図解でわかりやすい筋肉解剖学(作用と起始停止)】

【胸鎖乳突筋】はミケランジェロのダビデ像にもくっきり表現されているデコルテの筋肉で、【胸鎖乳突筋】のまわりにはリンパ節が多く存在します。

【胸鎖乳突筋】のこりを放置するとむくみやたるみなど老け顔の原因にもなりますので、胸鎖乳突筋の構造を3D動画(解剖図)で理解し効果的にほぐす方法(ストレッチ)や鍛える方法(筋トレ)を習得しましょう!

【胸鎖乳突筋】とは?どこにあるどんな筋肉?

【胸鎖乳突筋】は、胸骨と鎖骨から二頭で起始し、側頭骨乳様突起に停止する左右対称に存在する首前面表層の筋肉です。

ミケランジェロのダビデ像にもくっきり表現されているデコルテの筋肉で、首を横に向けた時に耳の下あたりから鎖骨に向かって斜めに見える筋肉です。

【胸鎖乳突筋】名前は、英語でも日本語でも起始停止となる骨(部位)名をそのままつなげただけです。

【胸骨(sterno)】+【鎖骨(cleido)】+【側頭骨乳様突起(mastoid)】=【胸鎖乳突筋(sternocleidomastoid】

  • 名称:胸鎖乳突筋
  • ふりがな:きょうさにゅうとつきん
  • 英語名:SternoCleidoMastoid

【胸鎖乳突筋】は頚部を通過する神経や血管(総頸動脈(内側)・内頸静脈(外側)・迷走神経(背側)・頸神経叢など)と密接しているため、【胸鎖乳突筋】の柔軟性が低下すると顔や首・肩・腕の機能が低下します。

また、リンパが多数存在しているので、感染症などでリンパ節に腫脹が生じると過緊張になりやすく、片方だけ過剰に緊張すると斜頸の原因となることもあります。

筋肉の緊張状態が、むくみや血色低下など顔などで顔や首肩の不調に現れやすいため、【胸鎖乳突筋】解剖学構造を理解したストレッチやマッサージで毎日コンディションを整えましょう。

【胸鎖乳突筋】起始停止

【胸鎖乳突筋】は、胸骨と鎖骨から二頭で起始し、側頭骨乳様突起に停止します。

  • 胸骨部起始:胸骨柄前面上部
  • 鎖骨部起始:鎖骨胸骨端(内側1/3)上部
  • 停止:側頭骨乳様突起外側・後頭骨上項線外側1/2

【胸鎖乳突筋】は頚部を通過する神経、血管、リンパ節と密接しながら首前面を走行しています。

【胸鎖乳突筋】作用

【胸鎖乳突筋】の主な作用は、首の屈曲(側屈・前屈)および頭部の反対側回旋ですが、筋腹が長いため関節ごとに細かく見るとそれぞれ以下のような作用に分類できます。

両側収縮 片側収縮
環椎後頭関節/上位頸椎 頭部/頚部伸展(頭を持ち上げる) 頚部側屈(同側)、頚部回旋(反対側)
下位頸椎 頚部屈曲
胸鎖関節 鎖骨および胸骨挙上(肋骨挙上による吸息補助)

【胸鎖乳突筋】が片側収縮すると、頚部を収縮側へ屈曲(側屈)または、反対側に回旋させる作用が生じます。

【胸鎖乳突筋】が両側収縮すると、環椎後頭関節から頭部を伸展させる作用と頸椎全体を胸に向かって屈曲する作用が生じます。

表層にある大きな筋肉のため、レスリングやボクシングなどの格闘技、ラクビーやアメフトなど首に直接的な負荷がかかる可能性のあるスポーツでは、怪我の予防目的で強化が推奨されているように、頭部を頚部に安定させる姿勢筋としても重要な役割があります。

また、頭部が固定されている場合は、胸骨と鎖骨を介して肋骨を挙上して胸郭を広げる作用が生じ、努力呼吸時の吸息に補助的に作用する呼吸補助筋としての役割もあります。

合わせてチェック!

【呼吸筋】呼吸に作用する筋肉まとめ

【胸鎖乳突筋】神経支配

【胸鎖乳突筋】は、副神経(CN XI)、頸神経叢の枝(C2-C3)支配です。

  • 運動神経:副神経
  • 知覚神経:頸神経叢(C2-3)

【胸鎖乳突筋】触診・視診

【胸鎖乳突筋】は、顔を横に向けると浮き出てくるので視診も触診も簡単です。

【胸鎖乳突筋】ストレッチと筋トレ

胸鎖乳突筋をよい状態に維持することは健康美容面でも重要で、スマホ首などで短縮した状態で凝り固まるとリンパの流れが悪くなるため、むくみ、たるみ、老け顔、肌荒れなどのお顔のトラブルも生じやすくなります。

【胸鎖乳突筋】美容や健康のバロメーターとしてもわかりやすいので、毎日鏡で【胸鎖乳突筋】のコンディションをチェックして、凝っているな、顔色が悪いな、首が動き辛い、と感じたら、【胸鎖乳突筋】のストレッチやマッサージを実践しましょう。

血流、リンパの流れ、神経の通りもよくなり、身体が軽くなるのを感じられます。

【胸鎖乳突筋】は、左右に顔を向けたり、停止部を起点に顎を上に向ける(顎を上方に上げつつ後頭部を前方に引き寄せる)動作でストレッチできます。

筋肉の動きを指で感じて収縮を確かめながら行いましょう。

頚部の側屈や回旋運動に負荷を加えることで、【胸鎖乳突筋】の筋トレや強化ができます。

 

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