Youtubeで3D動画を配信中!

棘上筋【3D筋肉・解剖学】

棘上筋【3D筋肉・解剖学】

肩関節の安定に不可欠:【棘上筋】の構造について3D動画を使ってわかりやすく説明しています。

硬化による肩こり、スポーツなどによる肩関節脱臼、五十肩など腕の上がりにくさに関連する肩のインナーマッスル。
解剖学的構造を正しく理解して効果的なセルフケアとトレーニングをしましょう。

棘上筋の概要

  • 名称:棘上筋
  • ふりがな:きょくじょうきん
  • 英語名:Supraspinatus
  • 肩関節の安定に不可欠。三角筋を補助しスムースな肩関節外転運動に作用します。

    ローテーターカフの中でも最も負担が大きく損傷を受けやすい筋肉で、棘上筋の問題によるスポーツ外傷、脱臼、五十肩、肩こり症例はたくさんあります。

    肩関節の外転の保持が困難になった場合にまず損傷が疑われる筋肉です。

    棘上筋の起始・停止

  • 起始:肩甲骨棘上窩・棘上筋膜の内面
  • 停止:上腕骨大結節の上部・肩関節包
  • 棘上筋の作用

    解剖学的表現

  • 肩関節外転(+前部線維:内旋・後部繊維:外旋)
  • 実質的な肩関節外転運動は三角筋に依存しており、棘上筋は外転運動の際の支点となる上腕骨頭の関節窩への引きつけ(運動方向の調整)に主に作用しています。

  • 回旋筋腱板(ローテーターカフ)を形成し、肩関節安定させる(上腕骨を関節窩に引き寄せる)

  • 日常でのイメージ

    ・力を入れず、腕をダラリと垂らした状態でも緊張し続け肩関節を安定させています。(腕が落ちないように引っ張っている)

    ・野球の投球時やバレーボールのアタックなどの際に、上腕骨が引っ張られて肩甲骨から離れようとする時にも強く働き脱臼を予防します。

    ・常に重力や運動に対して働いていることと解剖学的な構造から、ローテーターカフの中でも最も負担が大きく損傷を受けやすい筋肉です。

    肩甲挙筋とも連結があり、棘上筋の硬直による肩こりを訴える人も多くいます。

    棘上筋の神経支配

  • 肩甲上神経(C5・C6)
  • 棘上筋の働きを3D動画で確認

    棘上筋を触診

    肩甲棘の上部に触れ、肩関節外転運動(30度〜90度)で収縮を確認できます。

    棘上筋を鍛える方法


    棘上筋セルフケアと筋トレ

  • 棘上筋ケア
    まずは姿勢(背骨と肩甲骨の位置)を整え、筋緊張のバランスが悪い箇所があればほぐしてからニュートラルな状態を作ります。
  • 棘上筋筋トレ
    外転30度から作用し90度を超えると遠心性収縮になります。
    挙上30~40°での運動が三角筋の作用の影響を受けにくく効果的に強化できます。

  • 解剖学的構造を正しく理解して、三角筋などのアウターマッスルに頼らないように、また過剰な負荷で逆に筋肉を痛めないように、小さな動きで丁寧に行いましょう。

    回旋筋腱板(ローテーターカフ)とは

    人体で最も動く範囲が広い肩関節(肩甲上腕関節)を補強するローテーターカフ(回旋筋腱板)とは、棘上筋、棘下筋、小円筋、肩甲下筋の4つの筋で作られる腱板。

    • 上部:棘上筋
    • 下部:棘下筋
    • 後下部:小円筋
    • 前部:肩甲下筋

    肩甲骨の関節窩と上腕骨骨頭で構成され、ダイナミックな動きに対応できる反面、脱臼などの障害が起こりやすい不安定な肩関節(肩甲上腕関節)の上腕骨頭を筒のように囲み、関節窩に引きつけるように作用します。

    肩関節の解剖学的構造のデメリット(不安定性)を補完し、メリット(可動性)を最大限生かす(骨頭を求心位へ誘導して骨頭の安定した支点での運動を制御)役割をしている肩のインナーマッスルです。

    肩関節・肩甲骨の筋肉カテゴリの最新記事