【ラジオ体操第1の正しいやり方】⑤体を横に曲げる運動【イラスト図解説付き!】筋肉解剖学

正しいラジオ体操
この記事は約6分で読めます。
スポンサー

みんなやったことがあるけれど正しくできるいる人が意外に少ない「ラジオ体操」ですが、実はたった3分で全身をバランスよく整える美容健康効果に優れた最強エクササイズです。

「【ラジオ体操第一】⑤体を横に曲げる運動」を解剖学と運動学の視点から分析し、うまくできない時の軽減方法やなりたいスタイルや目的に合わせたアレンジも提案します。

「ダイエットやボディメイクをしたいけれど何から始めたらよいかわからない」「運動を始めたいけど難しいのは続かない」なら、まず「ラジオ体操」を極めてみることをオススメします!

【ラジオ体操】とは

ラジオ体操に関する一般情報や目的別エクササイズへのリンクはこちらの記事を参照してください。

最強ダイエット運動メニュー?!【ラジオ体操】効果を倍増させる【イラスト図解説付き!】筋肉解剖学
「ラジオ体操」はシンプルな動きの組み合わせでたった3分で終わる続けやすい運動メニューとして「だれでもできる」ことを目的に作られていますが、解剖学や運動学を意識して本気で丁寧に取り組めば、全身をバランスよく整える姿勢調整効果に優れた最強の筋トレ有酸素運動メニューになり得る本当に優れた運動メニューです。「ラジオ体操」を正しく理解して毎日運動メニューとして取り入れると様々な体型の悩みや現代人に多い体調不良(肩こり、腰痛、猫背、便秘、肌荒れ、ストレス、うつ、など)の予防解消効果...

【ラジオ体操第一】⑤体を横に曲げる運動【正しいやり方と解剖学】

目的と効果

「【ラジオ体操第一】⑤体を横に曲げる運動」は、「普段動かすことの少ない脇腹の筋肉を伸ばす」の運動で、以下のような効果があると公式サイトに記載されています。

  • 柔軟性アップ
  • 正しい姿勢づくり
  • 消化器官働き促進

【公式サイトより引用】

「【ラジオ体操第一】⑤体を横に曲げる運動」でポイントになるのは「側屈」運動です。

特に、普段の生活では動かす機会が少ない真横に身体を屈曲させる背骨の運動により、「脇腹を含む体側のストレッチ効果」と左右差を意識して「姿勢を整える効果」に優れています。

呼吸をしながら左右交互に側屈をすることで内臓を囲む空間を作るインナーユニットの収縮と弛緩を繰り返す運動になるため「消化器官の働きを促進」する効果(内臓マッサージ効果)や、足先か指先までつながる筋膜ラインにアプローチすることでコリや歪みをリリースして「柔軟性アップ」、左右差を整えた「正しい姿勢づくり」効果につながります。

準備姿勢(スタートポジション)

「【ラジオ体操第一】⑤体を横に曲げる運動」の準備姿勢(スタートポジション)は、背骨と骨盤をニュートラルした良い姿勢で、脚を肩幅よりも広く真横に開き土台を安定させます。

どんなエクササイズ、筋トレ、ヨガなどの運動メニューでもそうですが、基本となるスタートポジションはとても重要で、基本の姿勢が正しくできていないと、次に続く動作を正しく行うことができないのはもちろん、無理にポーズ(姿勢)を取ろうとすると代償動作で、関節(骨)や筋肉を痛めてしまったり、せっかく運動してもきになる症状や状態を悪化させてしまう可能性もあります。

まず自分の中心軸を感じ、骨盤と背骨がニュートラルとなる姿勢をしっかり自分で意識することが重要です。

背骨のS字カーブはなぜ必要?背骨と骨盤で評価する良い姿勢
背骨のS字カーブはなぜ必要?重心線って何?背筋の伸びた良い姿勢とは、背骨や骨盤がどんな状態になっていることかを3D動画を使って説明します。姿勢評価は背骨と骨盤の理解から始めましょう。美しい姿勢の基礎要素美しい姿勢を維持するには、骨格を正しい位置に整え、その位置をキープするための筋肉を鍛える必要があります。一番基礎になる背骨と骨盤の正しいアライメントから理解しましょう。美しい姿勢の背骨とは背骨の構造背骨は、24個の椎骨が積み木の...

正しいやり方(流れ)と解剖学

「【ラジオ体操第一】⑤体を横に曲げる運動」は、「腕を真横に上げて」「身体を横に曲げる」だけのシンプルな動きですが、普段の生活でほとんどしない「背骨の側屈」を正しく意識できるかで効果に大きく差が出てきます。

  • 基本姿勢
  • 右腕を上げ、体を横に曲げる
  • 反対側も同様に

【公式サイトより引用】

【右腕を上げ、体を横に曲げる】運動を正しく行うには、まず前後にブレない安定した基本姿勢を作る必要があります。

骨盤と下半身は安定させたまま、真横に上げた(肩関節外転した)腕と一緒に背骨を横方向に屈曲(側屈)して、脇の下から横腹全体が気持ちよく伸びているなら、正しくポーズができています。

運動メニュー 運動要素 解剖学
関節 運動方向
右腕を上げ、体を横に曲げる 基本姿勢 骨盤 ニュートラル
背骨 ニュートラル
股関節 外転
右腕を上げて 肩関節 外転
左へ側屈する 脊柱(背骨) 側屈
腕と背骨を元に戻す 肩関節 内転
脊柱(背骨) 側屈
反対側も同様に 基本姿勢 骨盤 ニュートラル
背骨 ニュートラル
股関節 外転
左腕を上げて 肩関節 外転
右へ側屈する 脊柱(背骨) 側屈
腕と背骨を元に戻す 肩関節 内転
脊柱(背骨) 側屈

注意ポイント(コツ)

公式サイトでも腕も身体も「横」方向に動かすことがコツだと記載されていますが、解剖学でもう少し噛み砕いて正しく効果的に行うためのコツを考えてみます。

前かがみにならないように、腕は真横から上げましょう

正しく側屈する(前後に曲げない)

側屈は背骨を横に曲げる運動です。

背骨を前後に曲げる動きやねじる動き、骨盤が傾く動きではありません。

背骨の前屈や後屈、骨盤の傾きがで出ないように自分の身体にしっかり意識を向けて「側屈」に集中しましょう。

腕を真横に上げる運動について

腕を真横に上げることで筋膜のつながりにより、側屈を最大限深めることができますので、脇腹から指先まで一直線に伸びるラインを意識しながら側屈を深めることで効果が最大化します。

肩関節は人体の中でも一番可動範囲が大きく関わる筋肉の数も多いため、姿勢や目線、筋肉の緊張状態によっても可動域が変わってきます。

また上腕骨の動きに連動して、肩甲骨と鎖骨の動きも関与してくる(肩甲上腕リズム)ので、肩甲骨の動きも意識することで可動域や運動の滑らかさにも違いが出ることを意識できるようになると更に効果を高められます。

つま先の向きについて

通常「真っ直ぐ立った良い姿勢」では、足のつま先を真っ直ぐ前に揃えた状態ですが、公式サイトの正しいやり方の動画や図解では、かかとは左右揃えたままつま先を外に45度程度開いています。

公式サイトに記載されている注意ポイント(コツ)では、脚のポジションに関する記載はなく、目的を考えると足の位置にこだわるよりも腕と上半身をしっかりと伸ばせるように安定する足の位置にするのが正解ですが、慣れてきたら足の向きにも意識を向けるとより多くの美容健康効果が期待できます。

足のつま先を外に向けると股関節を外旋した状態になるため、足先を真っ直ぐ揃えているよりも普段意識しにくい股関節内転筋群や深層外旋六筋などお尻周りのインナーマッスルへの負荷が増え、立位での姿勢保持システムも変化するため、運動負荷や効果が変わってきます。

実際に真っ直ぐつま先を揃えて立った状態から、つま先だけ外に開いてみると、太ももと内側の筋肉とお尻がギュッと引き締まるのを実感できると思いますが、同時に反り腰にもなりやすいので、背骨と骨盤をニュートラルに保つには、骨盤や太ももの前側にある腸腰筋や腹筋もしっかり収縮させる必要が出てきます。

つまり、脚を揃えてつま先を外に向けるだけで良い姿勢を維持するために作用する筋肉の種類や負荷が増えるので、姿勢保持も難しくなります。

できない時の軽減方法

前屈みになったり身体が捻れてしまう

背骨の側屈以外の運動(前屈や回旋)が出てしまう場合は、まずはニュートラルの姿勢を意識して、背骨の運動方向をそれぞれ意識できるようになりましょう。

最初は小さな動きからでいいので、正しい動きを意識できるようになることで、姿勢改善効果やストレッチ効果につながります。

【背骨の運動方向】まとめはこちら

腕が上がらない場合

姿勢が悪かったり、肩関節周りの筋肉が硬い状態になっている場合は、腕を上がる範囲までで止めるか、腕を腰や肩に添えるなどして体幹の側屈に集中します。

腕が上がらないと側屈角度も制限されてしまいますが、姿勢が整い、肩周りの筋肉の柔軟性が向上すると自然と腕が上がりやすくなり、側屈を深められるようになりますので、最初は小さくても「正しい」動きと姿勢を意識することに集中しましょう。

肩腱板断裂など肩に機能障害がある場合も、肩甲骨やローテーターカフなどインナーマッスルを意識した小さな動きにしましょう。

つま先が外側に開けない場合

最初は足の位置は真っ直ぐにして、安定した姿勢と骨盤を維持することを最優先にしましょう。

側屈しようとすると脚がグラグラする場合

まず左右の足の位置が左右揃っているかを確認します。

バランスが取りにくいと感じる場合は、脚幅をより広くとって調整するか椅子に座って行いましょう。

目的別アレンジ方法

ただいま準備中。2021年公開予定
タイトルとURLをコピーしました