ウィルス対策は「免疫力」が100% !感染症やアレルギー疾患と免疫力をアップする方法

ウィルスや難病を克服する鍵である「免疫力」についてまとめました

人間の身体の仕組みを考えた時、ウィルス感染やアレルギーなどの自己免疫疾患から効果的に自分を守れる方法はただひとつなので、その観点で情報を整理してまとめました。

コロナにもインフルエンザにも負けない身体を作ろう!

風邪をよく引く人と引かない人の違いとは?

新型コロナウィルス(COVID-19)は、何故これほど世界的に広がり混乱を招いているのでしょうか?

また、コロナに罹患しても軽症で済む人と重症化してしまう人がいるのは何故なのしょうか?

インフルエンザや風邪も新型コロナ同様にウィルス性の感染症ですが、なぜ新型コロナウィルスはこれほど世界中を不安にさせるのでしょうか?

今後コロナウィルス(COVID-19)の集団免疫ができたり、対処療法薬やワクチンが開発されるなどして一旦感染拡大が収束したとしても、毎年季節性インフルエンザや風邪にかかるひとがいるように、コロナウィルス(COVID-19)との付き合いは今後も続きますし、来年はまた新しいコロナウィルスや新型インフルエンザなど猛威を振るう新種のウィルスが出現するかもしれません。

風邪は、新型コロナや季節性のインフルエンザ同様にウィルス性の感染症です。

自他共に認めるような「よく風邪をひく人」がいる一方で、同じような生活をしていても「前回風邪をひいたのがいつだったのか…」記憶がないくらい滅多に風邪をひかない人もいますが、この違いは一体どこにあるのでしょうか?

また、以前はよく風邪をひいたという人でもある時を界にぴったりと風邪をひかなくなったという方もいるのですが、一体どこがどう変わったからなのでしょうか?

風邪をよく引く人と引かない人の違いの答えはとてもシンプルで、【ウイルスとあなたの抵抗力との力関係の差】です。

風邪、インフルエンザ、コロナなどウィルス性の感染症は、身体の中にウィルスが入ってくることが原因で起こりますが、体内に入ってきたウィルスよりあなたの抵抗力の方が強い場合は症状は出ませんが、体内に入ってきたウィルスよりあなたの抵抗力の方が弱ければ症状が出てきて、病気になったと自覚するようになります。

体質が変わって風邪を引かなくなったという人は、体内にウィルスに抵抗できるだけの力を持った、つまりウィルスとの力関係においてあなたの身体機能の方が優位に変わったことになります。

風邪も新型コロナもインフルエンザもウィルス性の感染症

風邪、インフルエンザ、新型コロナも全てウィルス性の感染症で、それぞれ病原となっているウィルスが異なります。

また、ウィルスそのものを根本的に退治することは現状できませんので、治療は症状にアプローチする対処療法が中心になります。

エボラ出血熱などの非常に強いウィルスの場合、感染者の致死率が高いため世界的に爆発的な広がるようなことは起こっていませんが、毎年発生する季節性のインフルエンザや新型コロナウィルスなど比較的弱いウィルスは、感染していても症状が出ない、または出ても軽症で軽い風邪だと思って無自覚に行動する人が多いため、世界中に爆発的に広がりやすい傾向があります。

新型ウィルスでパニックが起きる理由

新型のウィルスが出た時に世界中がパニックになる理由は、ウィルスの性質がわからず、効果的な治療薬(対処療法薬)がないことと、免疫がないことで重症化して死亡する人が多いからです。

新型のウィルスには、既存の対処療法薬が効かないことが多いため、特に基礎疾患を持っているひとで重症化するケースも多く、一時的に患者が爆発的に増えてしまうと医療が追いつかず死者も爆発的に増えます。

特に新型コロナウィルス(COVID-19)は、感染していても症状が出ない人も多く、また症状が出ても風邪やインフルエンザなどと類似しているため対策が遅れがちで感染者の隔離も難しいこと、マスクや消毒液などの感染予防対策に必要な物資が不足していること、ロックダウンなど様々な経済機能を止めて行動制限をかけざるをえないこと、などが全世界的なパニックの背景にあります。

毎年登場する季節性のインフルエンザ流行でも多数の死者が出ますが、パニックにならないのはある程度予測して、対応できる準備が整っているからです。

新型コロナウィルスも治療薬ができたり、重症化を抑制するワクチンが普及すれば、インフルエンザなどと同様の扱いになります。

ウィルスの感染が広がっている時期は、自分も含めて全員がウィルスに感染していますが、症状が出ない人と出る人がいて症状の出方も人によって異なっている、と考えた方が適切な行動をとれると思います。

症状が出ていないから自分は大丈夫だとは安易に思わず、無自覚に他人にウィルスをうつしてしまうリスクもあることは常に意識をしておく必要があります。

ウィルスに【感染する】と【発症する】の違い

風邪、インフルエンザ、新型コロナウィルス(COVID-19)などいずれのウィルス性感染症も、【感染していること】と【発症して症状が出ていること】は分けて考える必要があります。

感染しても症状が出ない人もいますし、感染から症状が出るまでの潜伏期間や症状の出方も人それぞれです。

人間の身体は、外から入ってきたウィルスなどの異物を悪者と判断して退治しようとする働きをあらかじめ持っていますので、あなたに十分な抵抗力があれば特に自覚症状を呈することなくこの悪者退治を完了させることができるので、仮にウィルスに感染していたとしても本人に感染したという意識はまったくありません。

感染したウィルスが自分の免疫力より強かったり、相対的に自分の抵抗力が少し弱くなっていたりすると症状が出て、体内でウィルス退治が終われば症状がなくなります。

寒くて乾燥している冬にウィルス性感染症が広がりやすい理由

基本が低く空気が乾燥している時期は、季節性のインフルエンザや風邪などウィルス性疾患が拡大しやすい傾向にあります。

一般的にウィルス性感染症は乾燥していて寒い時期のほうが広がりやすい性質があると言われていますが、夏にウィルス性感染症が流行したり、暑くて湿度の高い国でもウィルス感染症が広がっているケースもあるので気温や湿度自体の問題はあまり大きくありません。

2020年の新型コロナウィルス(COVID-19)も真冬に感染拡大が始まりましたが、春の兆しを見せても更に感染拡大を続けています。

外気が寒く冷たくなっても身体は37℃前後の体温を維持する必要がありますので、冬の時期は他の季節よりも多くのエネルギーが必要になります。

また、学生さんは受験があったり、社会人の方も年末年始の切り替えや新年度への準備の時期であり、意識しているいないに関わらず心身に多大なストレスがかかっていて、身体がオーバーワーク気味でウィルスに対する抵抗力が下がりやすい時期であることも影響しています。

年末年始や新年度に仕事が忙しすぎると細かい事に手が回らなくなったり、ひとつひとつの仕事が雑になったり、集中できなくて失敗やミスをしてしまったりするのと同じように、あなたの身体も本来処理できる量をオーバーする仕事を与らえたら他の仕事が疎かになるので、身体のどこかの不調として症状が現れてくるのは当たり前のこと。

ウィルスに対する十分な抵抗力がなければ、どんな季節でもウイルスの猛威に負けてしまいます。

予防接種は本当に効くの?

季節性のインフルエンザなど毎年流行が予測できるウィルス感染症に対しては予防接種がありますが、『予防接種を受けたのにインフルエンザにかかる』人は必ずいますし、予防接種自体が完全な予防対策にはなりません。

そもそも、予防接種は感染しないようにする『予防薬』でなく免疫を作るための『感染薬』です。(新型コロナウィルスワクチンの仕組みは少し異なりますがここでは言及を避けます。)

予防接種と聞くと言葉の響きから《病気を予防する注射》のように感じてしまいますが、実は弱毒化させたを体の中に入れてそのウィルスにかかったことがあるという経験(免疫)を作るという予防法です。(そのため、予防接種の前は問診や診察をして、免疫力が低下していたり、アレルギーや病気の状態によってはできません。)

また、ワクチンは特定のウィルスに対して作られているため、全く新型のウィルスが出てきた場合には効果がない場合も多くあります。

『予防接種を受けたのにインフルエンザにかかる』人は、他の種類のインフルエンザウィルスに感染したか、極端に免疫力が下がっていてウィルスに負けたかのいずれかの可能性が高いと言えます。

1番効果的なウィルス感染症対策は免疫力を高めること

ウィルスに感染して症状が出るということは、あなたの身体がウィルスと戦っている証でもありますが、相対的に自分の抵抗力が弱すぎたり、他の病気を持っていたり、ウィルスが強すぎたりした場合には、死にいたる場合もあります。

普段から風邪をひきやすい人は何に対しても抵抗力が弱いということでもありますので、新しいウィルスが出てきた時はもちろん、あらゆる病気や生活習慣病予備軍でもあります。

ウィルス感染症から自分の健康を守るために、身体の仕組みを知り、その機能がスムースに働けるように食事・睡眠・姿勢を含めた生活習慣をしっかり見直して自分の抵抗力をひごろから高める努力をしましょう。

手洗い、マスク、うがい、人との接触を避けるなどももちろん有効で、特に手洗いは菌が付着した場所を触った手で口や目など触り感染してしまうリスクを大幅に削減できます。(実際新型コロナウィルスの影響でしっかり手洗いする人が増えた結果、インフルエンザ感染者が劇的に減りました。)が、社会生活を行う人間である以上ウィルスから完全に逃げることは不可能です。

食事、睡眠、生活習慣の質を高め、そもそも病気にかかりにくい健康的な身体を作ることが、ウィルス性感染症から自分自身を守る1番確実かつ効果の高い方法です。

免疫力の問題による病気

免疫力が正常に機能しないと、風邪やインフルエンザに罹りやすくなるだけでなく、様々な自己免疫疾患(自分の免疫機能で自分の細胞を攻撃してしまう病気)と呼ばれる疾患を引き起こすことがあります。

アレルギー

現代病ともいわれ、近年急速に罹患者が急増している【アレルギー】

医療系や飲食関係だけでなく、美容院などでもアレルギーの有無を確認されますし、食品にはアレルギーの可能性のある原材料はきちんと明記されています。

花粉症は、罹患していない人を探す方が難しいくらい日本人【アレルギーの代表】です。

根本的な【アレルギー】解決法を見つけるために、そもそも【アレルギー】とは何なのかについて整理してまとめました。

アレルギーは自分で自分を壊す病気(自己免疫疾患)

  • 花粉症
  • 食物アレルギー
  • ペットアレルギー
  • アトピー性皮膚炎
  • 気管支喘息
  • 小児喘息
  • 蕁麻疹
  • 薬物アレルギー

【アレルギー】の代名詞のような疾患をいくつかあげてみましたが、私たち人間のアレルギー対象物質はたくさんあります。

アレルギー疾患とは「外部からの抗原に対し免疫反応が起こる疾患」のことですが、花粉の季節に全員花粉症になるわけではないように、通常ほとんどの抗原は日常生活の範囲では無害です。

人間には自分の体を守る為の免疫機能があり、ウィルスが身体に侵入してきたときには高熱を出したり咳や鼻水を出すなどしてウィルスを排除しようとしますが、免疫が本来は排除する必要がない物質に対してまで反応してしまうことがアレルギー反応で、本来は敵でない物質を敵であると身体が誤認して排除しようする反応を起こした結果がアレルギー症状として出てきます。

アナフィラキシーショックなど強いアレルギー反応が出れば、死に至る可能性もある怖い病気です。

また、膠原病や関節リウマチに代表される「自己免疫疾患」はアレルギーと機序は同じですが、アレルギーは外の物質をアレルゲン(抗原)として認識するのに対し、自己免疫疾患は自分の身体を構成する物質を抗原として免疫反応が起こっている状態で、特定の臓器や身体の部位の障害・炎症が症状として現れます。

アレルギーの根本改善方法

アレルギーの対策としてアレルギー物質を避ける必要がありますが、抗原の種類や環境によっては難しいケースも多くあります。

また、アレルギーも自己免疫疾患も通常病院で行われる治療は、症状を一時的に抑える薬物療法が主体で、治療期間は症状がある限り一生続きますし、徐々に薬をより強いものにしていかなければ症状を抑えられなくなってきたり、副作用の心配もあり、アレルギーに対して薬物療法を継続することで更に自分の身体を蝕んでいくことになりかねないので、何とか根本解決方法を探したいことろです。

アレルギー反応は身体の免疫機能が正常に機能していないことが原因で起こる症状なので、根本的な改善方法は、脳と神経を始め身体の諸機能が正常に働くように体質を改善していく方法しかありません。

食事や生活習慣を整え、身体の機能が正常に働く方向へ少しずつ調整していきましょう。

後天性免疫不全症候群(エイズ)とは

後天性免疫不全症候群(エイズ・Aids:Acquired immune deficiency syndrome)は、レトロウィルスに属するヒト免疫不全ウイルス(HIV)に感染後、適切な治療がされなかったために免疫機能が低下し、健康であればまず感染しない感染力の弱い細菌・真菌(カビ)・ウイルスに日和見感染したり、悪性腫瘍などにかかったりする状態のことです。

レトロウィルスとは、遺伝物質としてRNA をもち、感染細胞(宿主細胞)内で逆転写によってDNAを合成するウイルスの総称で、ヒト免疫不全ウイルス(HIV)は、血液や体液に含まれるHIVが傷口や粘膜から体内に入り、リンパ球の中に入り込むことで感染します。

ヒト免疫不全ウイルス(HIV)の感染経路

ヒト免疫不全ウイルス(HIV)の感染経路は大きく以下の3つがあります。

  • 性的感染:性器の粘膜や精液・膣分泌液に含まれるHIVが性行為によって侵入する
  • 血液感染:輸血・汚染血液製剤の使用・汚染注射器を介するもの・血友病患者に対する輸入血液製剤
  • 母児間の垂直感染:妊娠中・出産時・母乳

HIVの感染力自体は弱く、直接血液や精液に触れない限り、日常生活(トイレの便座、風呂、プール、吊り革、握手、体に触れる、食器を共用する、せきやくしゃみ、蚊やダニなどが媒介)での感染例は報告されていません。

HIV感染による免疫低下メカニズム

HIVが体内に入り、ヒトのリンパ球のうち抗体産生や細胞障害性T細胞の誘導などに必要なCD4抗原細胞陽性のヘルパーT細胞に感染すると、ヘルパーT細胞死滅し、宿主の免疫不全が起こります。

後天性免疫不全症候群(エイズ)の症状と経過

HIVに感染してもすぐに症状が出るわけではなく、何も症状が出ない期間(無症候期)が長く続き、免疫機能が低下していくことで、日和見感染症、悪性腫瘍など指定された23の指標疾患のうちどれかにかかった場合にエイズ発症と診断されます。

【急性期】
感染初期2~12週間は、HIVの体内増殖による発熱・頭痛・だるさ・関節痛など風邪やインフルエンザに似た症状が現れるが、通常は数日から数週間で症状は消える。
この時期にリンパ節腫大(伝染性単核球症状様の症状)や急性無菌性髄膜炎や急性脳症を合併することもあり。

【無症候期】
急性期を過ぎると、何も症状のない無症候期と呼ばれる期間が数年~10数年続くが、自覚症状はなくても体内ではHIVが増殖を続けていて、免疫力は少しずつ低下しているので、急激な体重減少や長く続く下痢、寝汗、帯状疱疹、口腔カンジダ、ギランバレーのような急性または慢性の炎症性脱髄性多発根神経障害などが出始めます。

【AIDS発症】
さらに免疫力が低下すると、弱い真菌(カビ)・細菌・ウイルス・原虫などにも日和見感染を起こし、呼吸困難・肺炎・腸炎・意識障害・けいれん・全身性のリンパ節腫大、1ヵ月以上にわたる発熱や下痢による衰弱、HIV脳症による運動障害や認知症症状、神経症状、カポジ肉腫などの悪性腫瘍、空胞化脊髄症(進行性の対麻痺と膀胱直腸障害を伴う)、多発筋炎、感覚性多発神経障害など多彩な症状が現れる。

後天性免疫不全症候群(エイズ)の検査・診断

  • 血液中のHIVに対する抗体を調べて感染を確認
  • 脳トキソプラズマ症、サイトメガロウィルス脳炎、神経根炎などは抗体検査やPRC法によるDNA診断が可能
  • クリプトコッカス症、カンジダ症などは血液あるいは髄液中の抗原を検出することで診断可能
  • トキソプラズマ原虫や真菌による感染症がある場合で糖尿病などの基礎疾患がない場合は、感染が疑われる
  • その他画像診断

後天性免疫不全症候群(エイズ)の治療・予後

かつては死に至る病気であったHIV感染ですが、現在では慢性疾患としてコントロール可能になってきていて、通常は3~4種類の抗HIV薬を組み合わせて内服する多剤併用療法でウイルスの増殖を抑え、免疫力を維持することでエイズ発症を抑制するとともに、他人を感染させる可能性を低くする治療が行われます。

HIV感染を早期発見し、適切な治療を行えば免疫力を下げることなく通常の生活が可能であり、エイズの発症を防ぐことも可能となってきています。

ただし抗HIV薬はHIVを体内から排除する効果はないため、一生飲み続ける必要があります。

免疫力アップのヒント

アレルギーを予防改善し、今後も流行するリスクのあるウィルス疾患から自分自身を守るためには、「免疫力」を高める必要があります。

免疫力を高めるためのヒントを紹介します。

食事を大切にする

人体のガソリンは、摂取する食べ物や飲み物です。

人間の場合は、食べたものはエネルギーとなるだけでなく、身体の構成部品にもなりますから、車以上によいものを食べることが重要で、あなたの身体はあなたが過去食べてきたもので作られていて、今食べているもので現在の活動のエネルギーをまかない、未来の自分が作られていくのです。

良質なガソリンを入れ続けておけばパフォーマンスの向上につながり、一定のエネルギーが普段から安定して供給されているとエネルギー不足を心配せずに安定してそのパフォーマンスを発揮することができます。

一方、不純物だらけのガソリンが大量に入れられたり、ガス欠ギリギリでのオーバーワークをさせられたり、まったく動かすことがないまま放置されたり、メンテナンスをしなかったりが積み重なれば当然車は壊れます。

毎日の積み重ねにおいて食事が重要であることを理解した上で、では具体的にどうすればいいのか考えて見ましょう。

大切なことは、食べた後、【元気になった】と感じる食事や食材や料理を選ぶことです。

そうすると、旬のものや地元のものなど身近に細胞が喜ぶ食材や食事があることに気が付きます。

その結果、地産地消を応援できて地元も元気になり、あなたが良質なものを安価で選ぶ選択肢を増えていくという良いサイクルが生まれます。

一方、食べた後になんだか疲れる・眠くなる・元気がでないと感じる食事は身体にとってマイナスです。

この食事が適切でないために生じている不調を補うために、サプリメントなど身体にとっての異物を追加で摂取すれば、体調を悪化させることはあれ改善することはありませんので注意してください。

本来食事は、細胞を作りあなたの命をつなぐためのものなので、食事をする=元気になる(健康になる)ものでなければ意味がありません。

机上で計算された栄養素や値段ではなく、食べた後に元気になれる、また頑張ろう!と前向きになれるかどうかという点で食事を選ぶようにしてみてください。

栄養学で参照している栄養素とあなたが実際に食べている食材の栄養素は必ずしも一致しません。
原料が育った環境や調理方法などで栄養素は大きく変化します。

自分の身体の声に素直に耳を傾ければ、旬のものや作った人の顔の見える愛情のこもった食事に自然に意識が向くようになり、食べたい物=身体が欲しているもに変わっていくので、必要な栄養素をちゃんと摂取できるようになります。

食品を安価で便利に世の中に流通させるためには、様々な科学技術や薬品が使われていますので、食事は値段で選ぶと節約しているつもりで大きな損をする場合があります。

必ずしも【安い=悪い】わけではありませんが、値段を理由に選んだ食材で身体を悪くして、その後かかる医療費や生活の質の低下を考えると、実は節約しているつもりで大きく無駄な出費をしているという人がとても多いので意識を変えたほうが賢明です。

自然界の動物には生活習慣病がありません。

人間からみたら、肉だけとか草だけなどかなりバランスの悪い偏った食事をしているようにも見えますが、反対に【完璧な栄養バランス!】という広告文句のペットフードを食べているペットたちは、人間と同じような肥満や糖尿病などの生活習慣病に悩まされている実情があります。

人間でも、一汁一菜のような一見質素で栄養失調になりそうな食事を続けているけれどまさに健康の鏡のようなご長寿さんがいる一方、栄養計算された食事をとり、サプリメントや栄養補助食品などでしっかり【栄養素】を摂取している現代人には、10代でも糖尿病・肥満・慢性的な疲労・アレルギー・花粉症・肌荒れなどに悩まされている人が非常に多いという現実があります。

動物は人間も含め、本能で本来自分が求める物を知っていますので、旬のその土地で取れた食材を中心に本能に沿って食べたいものを食べ、必要な栄養素が摂取できると自然と食べる行動を止めるの本来の動物としての姿です。

だから自然界の動物には肥満や生活習慣病がありません。

しかし、現代は様々な技術が発達し、食の種類や量が増えて食べる物に困ることはほぼなくなり、選択肢が増え、食材の旬もわからなくなるほど年中同じ素材が手に入るようになり、私たちは食材を必要栄養素を摂取して生きるために食べるのではなく、【好みで選んで食べる】状況になりました。

そして、その選び方の基準が【栄養素】か【価格】のいずれかに偏り、本来の人間の仕組みとは異なる食事の摂取がおこなわれるようになってしまった結果、これまでの時代にはなかった新しい現代病がどんどん発生するようになってきています。

身体の細胞ひとつひとつも生きていますので、あなたが食べたものから栄養を摂取し、あなたが生きるとための仕事を毎日休まず行い、役目を終えると新しい細胞にその仕事を引き継ぎ、老廃物として体外へ出て行きます。

細胞ひとつひとつは、3ヶ月〜数年のサイクルで生まれ変わりながら、あなたを維持し続けています。

食べることは生命維持の為に必須の行為なので、食べることをやめたり、不十分であれば、新しい細胞が作られず、やせ衰え、死へ向かって行きます。

また、食べたものが身体の細胞にとって有害なものであれば、本来の細胞が作られませんので、病気になったり、不健康、肥満、肌荒れ、アレルギー、アトピーなどの不調や生活習慣病の原因となります。

食という字は「人を良くする」と書き、中国には【医食同源】という言葉があり、英語には【What you eat is what you are】ということわざがあるように、食事と健康が密接に関係していることは世界中で昔から意識されています。

本来、食事は人を良くするために食べるべきですが、現代では食が軽視されていたり、意識が一見高く食事に気を使っているようでも食に関する誤解が原因で様々な病気が生まれています。

現代の病気のほとんどが生活習慣病で、その中でも食への間違った認識や食べ方によって引き起こされている場合が非常に多くあり、言い方を変えると、毎日の食の積み重ねで自分で自分の病気を作っているようなケースが多いことが現代人の悲しい実情です。

生きるために欠かすことができない食事が、今食べている食べ物が明日の自分を作ると考えて、選ぶ食材や食事を意識するべきです。

人の体は食べたもので作られますが、食べたモノがそのままその人の体になるわけではありませんので注意が必要です。

食べ物によって体型、肌質、体調、体力、考え方、性格、考え方、そして人生すら変わりますが、多くの人は食べればそれが自分の身体になると勘違いしているため、上記のような【栄養素】を追い求めすぎて身体を壊すような事態が発生しています。

例えば、何か身体に不調を抱えている場合食事改善とそれに伴う生活改善が必須となってきますが、食事ではなく栄養素だけに注目してサプリメントや栄養ドリンクのような科学的に合成されたものに頼ってしまう人が多くいますが、栄養素を効果的に活用できない身体で過剰な栄養素を摂取しても身体の負担を増やすだけです。

食べたものが身体を作ることは間違いないですが、食べた物が全てあなたの身体で活用されるかどうかはまた別の話です。

例えば、ビタミンCの多いフルーツをたくさん食べるから肌が綺麗になるのではなく、摂取したフルーツのビタミンCが吸収されて細胞に取り込まれて初めて美肌効果が発揮されます。

お肉を食べるから身体が大きく成長するわけではなくて、摂取したお肉が消化吸収の過程でタンパク質やアミノ酸などの身体を構築する必須栄養素となり、細胞に取り込まれて初めて身体を構築する材料になります。

つまり、本当に重要なのは、何を食べたか(どんな栄養素を摂取したか?)ではなく、何を自分の体に消化吸収させたかです。

消化器官が適切に働いて食べたものを効率よく消化吸収できる身体を作り、身体が消化吸収できる範囲で適切な食事を摂取することが大切です。

この原則がわかっていると、サプリメントで栄養を補えばいいという間違った対処法で身体を壊すこともないですし、身体によいとメディアに騒がれた食材をやたらに摂取するようなことはおかしいということもすぐにわかると思います。

どんなに身体に必要な栄養素でも、必要以上にまた自然ではあり得ない形で摂取した場合、消化吸収の過程で無駄に身体に負担をかけてしまいます。

食べた食材は、あなたの身体が頑張って働いて、消化して、身体を作る材料に分解して、吸収して、はじめてあなたの身体になるということを忘れずに、大切に食べるものを選んで大切に食べるようにしましょう。

「食べる」ことは「生きる」こと。

「人は食べたもので作られる」と言われるほど健康にダイレクトに影響しますし、おいしい食事を誰かと一緒に楽しむことで精神的な安定や豊かな人間関係を育むことにもつながりますし、そしてもちろん日々の楽しみとしても「食べる」ことは欠かせません。

食べるプロセス

「食べる」という行為は、医学的には【摂食・嚥下】と呼ばれる5つの工程と腸での消化吸収に大きく分類できます。

先行期 「食べたい!」と思う 視覚や嗅覚などの感覚で飲食物(食物の形や量・質など)を【認識】して食べ方を判断し、【唾液の分泌】を促す
準備期 口の中で食べ物を楽しんでいる時 摂食嚥下メカニズムの準備期では、食物の状態に応じて噛み砕いて飲み込みやすい形状(食塊)にする【咀嚼と食塊形成】を行う
口腔期 飲み込み直前までの動き 準備期で形成された食塊が舌の運動により咽頭へ送られる【奥舌への移送・咽頭への送り込み】を行う
咽頭期 飲み込みの瞬間 咽頭通過・食道への送り込みとともに食塊が気管に入り込むのを防ぐメカニズムが作用
食道期 食べ物が消化器官へ向かっているとき 送り込まれた食塊により上食道括約筋が収縮し、食道を閉鎖して喉頭への逆流を防ぎながら、【食塊を胃に送り込み】を行う
消化吸収

    まず食べるという姿勢を取る為に全身の姿勢を整える必要があります。

    視覚や嗅覚で食べ物をとらえ、腕や手を中心に全身の筋肉を動員して食べ物を口へ運び、顎・顔・舌の筋肉を動かして咀嚼します。

    食べ物の飲み込みや食道を通過する際には嚥下に関わる筋や内臓(内臓も筋肉)が適切に働きます。

    食べることは、ほぼ全身の機能や感覚を総動員して行うまさに【生きる】行為なので、摂食・嚥下障害になると、食べる楽しみが制限されてしまいます。

    腸の働きは大きく分けて以下の7つ。

    • 消化
    • 吸収
    • 免疫
    • 浄血
    • 排泄
    • 合成
    • 解毒

    口から摂取し、唾液や胃で分解された食べ物や水分を、消化・吸収して全身に送ったり、全身から集まった不要なものを排泄するのが腸の仕事です。

    腸は人間の身体の臓器の中で最も大きく・長い器官で、人間にとって必要な栄養素や水分を身体に取り込むと同時に不要なものを排泄する非常に重要な働きをします。

    健康長寿は腸内環境で決まる

    よい腸内環境では、老廃物が滞ることなく排泄され、必要な栄養がスムースに消化・吸収されますので、内視鏡などでみても腸が綺麗であることがわかりますし、血液もきれいですし、肥満や肌荒れなどもなく健康そのものです。

    長寿のお酒「オールド・パー」は、15世紀から17世紀にかけて152歳まで生きたと言われるイングランド人【トーマス・パー】からとった名前だそうでが、彼の死後に遺体を解剖してみたらその年齢にしては驚くほどに腸が若く綺麗だったそうです。

    腸内環境を決めるのは、腸内に約200種類・100兆個・重さにすると1キロ以上ある腸内細菌で、排便の7%は腸内細菌です。

    • 便の成分
      • 水分:80%
      • 食べかす:7%
      • 細胞の死骸:7%
      • 腸内細菌:7%

    腸内細菌には、有用菌、有害菌、日和見菌の3種類があり、有用菌を増やすことで腸内環境が整いやすくなります。

    腸内環境とこころの健康

    腸内環境は健康のバロメーターであるだけでなく、腸内環境を整えることで精神安定効果も期待できます。

    腸は自律神経によって制御されていて、またドーパミンやセロトニンなど神経伝達物質の元のなる成分の90%以上を生産しているため、腸内環境を整えておくことでストレス耐性を高める効果が期待できます。

    腸と自律神経

    腸内環境と自律神経は相互に関連しているので、対人ストレスなどの自律神経の乱れから腸内環境が悪くなることもありますが、腸内環境が汚れることで自律神経が乱れて全身の体調も悪くなることもあります。

    腸と神経伝達物質

    セロトニンやドーパミンなど、神経間の情報伝達を行う際に必須の物質:神経伝達物の元となる成分の90%が腸の中で作られています。

    ドーパミンは快感を感じる物質でやる気の源になると言われていて、ドーパミンがバランス良く分泌されている状態だと困難にも立ち向かっていける意欲になり、セロトニンは幸福や安心感を感じる物質でドーパミンと拮抗する働きをします。

    ドーパミンが、車でいうことろの「アクセル」であるとすれば、セロトニンが「ブレーキ」にあたり、両者がバランス良く適材適所で分泌されることが心の健康のためには必須となってきます。

    ドーパミンが過剰になると依存症や統合失調症などの原因にもなりセロトニンがこれを抑制する役割を果たしていますが、セロトンはストレスによって不足しがちで、セロトニンが不足するとうつ病の原因になることもありますが、逆にドパミンが減少するとパーキンソン症候群の原因になります。

    ドーパミンとセロトニン、神経伝達物質の役割に関しての詳細は

    腸内環境を整えるコツ

    腸内環境を整える(腸内の善玉菌を増やす)には、日本古来からある味噌、醤油、漬物、納豆などの発酵食品で善玉菌を摂取するのが良く、また大豆はセロトニンを補う食品としてもとっても有効です。

    日本古来の和食をゆっくり時間をかけて作って食べる、そんな時間をあえて取れるような日常を見直してみるのもいいかもしれません。

    もちろん、骨盤や骨格の歪みのない良い姿勢で腸や脳が安心して働ける物理的な環境(あなたの身体)を作ることも大切です。

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