ボクサーのパンチ、野球のピッチング、バレーボールのスパイク時など、腕を前方に素早く出す動作の際に働く【前鋸筋】の解剖学的構造(起始停止、作用、神経支配)をイラスト図解でわかりやすく解説しています。 【前鋸筋】とは?どこにあるどんな筋肉? 【前鋸筋】は「肩甲骨」や「胸筋」の下層(深層)の胸壁にある扇状の筋肉で、各肋骨から起始して鋸状(ギザギザ)になっている様子から名前がついています。 【前鋸筋】は「肋骨」から脇の下を経由して「肩甲骨」へと走行するため、主な作用は「肩甲胸郭関節における肩甲骨の運動と安定」と「 ...