姿勢や運動の基本軸となる【骨】と【関節(骨格構造)】について整理しましょう!
【人体骨】の仕組みと役割(解剖学と生理学)
私たちの身体は200以上の骨を組み合わせた骨格(関節)で構成されています。
どんなモノにも柱や土台が必要ですが、人体構造の基礎土台(柱)になっているパーツが【骨(こつ)】であり、大きく5つの役割:「人体の柱となる」「脳や内臓を収める空間を作る」「血液を作作る」「カルシウムの貯蔵庫になる」「関節運動をする筋肉の付着部になる」「運動や姿勢保持の軸になる」を担っています。
二本足歩行をする人間が重力に対して安定した生命体構造を維持し、姿勢や運動の軸となる骨の基本的な役割や構造(骨解剖学や運動学)について、イラスト図解を使ってわかりやすく解説しています。
【骨】構造を理解しておくことで、運動の際に動かすポイントや意識する姿勢がしっかりとイメージできるようになるので、姿勢改善や運行効果アップに役立ちます。
このサイトでは役割別に大きく分類して、骨の種類や特徴について個別に解説しています。
- 手と手指の骨
- 前腕の骨(橈骨・尺骨)
- 上腕骨
- 肩甲骨
- 胸郭構造(肋骨・胸骨・鎖骨・胸椎)
- 頭蓋骨
- 背骨(脊柱および各脊椎骨)
- 骨盤の骨(腸骨・坐骨・恥骨・仙骨・尾骨)
- 太ももの骨(大腿骨)
- 下腿の骨(脛骨・腓骨・膝蓋骨)
- 足部と足趾の骨
【関節】仕組みと構造(解剖学と生理学)
人体の「骨(こつ)」は人間としての形状や姿勢運動機能を発揮するために、とても精巧な構造を有しています。
「骨(こつ)」と「骨(こつ)」をつないで人体の姿勢や運動軸を作り、「筋肉(骨格筋)」の収縮による運動方向や可動域を決める重要な要素が【関節】です。
【関節】を構成する骨の構造によって「運動できる方向(作用)」や「可動範囲(可動域)」が決まっているため、【関節】構造を理解しておくことで、怪我を予防しながら安全に運動したり、正しい姿勢を維持して効果的にパフォーマンスを高められます。
人体には複数の骨と骨の結合である【関節】があり、「関節包」「筋肉(骨格筋)」「靭帯」などの組織にサポートされながら、運動や姿勢(ポジション)維持の軸となります。
また、ほとんどの【関節】の運動方向は、「角度」「回旋」「円」「滑走(すべり)」で説明でき、実際の運動では複数の【関節】運動方向が同時に生じています。